Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2006年01月02日(月)  There will never be another one who can do the things you do

4日までお休みにしたので、今日もどこにも行かず、ネットをし、本を読み、DVDを見る。そういえばRくんが店に持ってきたDVDの中にDoors of the 21st Centuryなんてのがあったな。見てみるか。2003年の「L.A.Woman Live」

・・・うっわあ。ひっでえ、コレ。
ここまでクズみたいな演奏、初めて見たわ。

カルトのイアン・アストベリーが再結成ドアーズのボーカルに選ばれて、ライヴでジムのそっくりさんに徹してみせたと聞いた時は、頭いいなと思ったものだ。自分が何を求められているかをよくわかってるじゃん、って。
そもそもドアーズ再結成時に、ドアーズ世代が一様に見せた反応が、「イアン・アストベリー? 誰だそれ?!」で、もう明らかに「どこの馬の骨だ」扱いだった。だから私は数ヶ所の音楽bbsなどにこう書き込んだ。「カルトといえば'80年代パンク・シーンを知る世代にとっては一種のカリスマ。そのボーカルがそっくりさんをやらされることは、カルトのファンにこそ苦々しい事態の筈だ」
あるカルトのファン・サイトに、「イアンは今、ドアーズのコピー・バンドをやっている」と書いてあって、うまい言い方だなと思った。まさにそれが正解なんじゃないかって。

そして。今回実際にライヴ映像を見てみたら。
ひどい。ひど過ぎる。だって、イアン、マジじゃんか。
レイとロビーの本気で満足そうなこと。これはただの同窓会だ。ライヴ8におけるピンク・フロイドも同窓会ノリではあったが、あれははたで見ていてしみじみ「良かったねえ・・・」と涙ぐんでしまうような説得力のある同窓会だった。だが再結成ドアーズは、ただのオヤジの宴会の余興だ。
途中に挟まるインタビューで、レイが「ジムも自分の詩がイアンの口から再現されることで喜んでいるはず」と真剣に言っていたので唖然。

ジム・モリスンカート・コバーンは、二人とも技量的には全然たいしたことない。かたやプラス、かたやマイナスの違いはあるものの、二人とも「個」の発散だけで周囲を打ち倒す。
だからこの二人は再現しようと思っちゃ駄目だ。本当はコピーすら駄目なのよ。出来るわけないでしょう?
そんなこと、あんたたちが一番よくわかってるはずじゃない。ジムの周りにいたレイとロビー。ジムを崇拝していたイアン。

あまりに驚き呆れたので、これを書かないわけにはいかないだろうと思い、本当にその為に、12/21で止まっていた日記を再開させた。
(1/7up)

There will never be another one who can do the things you do (誰もあなたのようには出来ない)  *Shaman's Blues / Doors (1969) の歌詞。


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