Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2005年11月25日(金)  You wore our expectations like an armored suit

昨日届いた、R.E.M.のDVD、'Road Movie'を見る。どこにも売っていなかったので、オフィシャル・サイトで買ったのだ。
1995年の「Monster Tour」の映像である。「Monster Tour」、ええ、もう一回言うわね。「Monster Tour」
・・・ちっくしょー。数日差で見逃した、10年前のあのライヴ。まさか。まさか次の来日までに10年もかかるなんて。
その来日公演の記事が載っていたロッキング・オンの、見出しのコピー「そして皆の胸は熱くなったのでした」を見た時のあの後悔。

Road Movieは、出た当時にTV番組(Making Of Road Movie)でざっと見たことがあるが。今回初めてDVDできちんと通して見た。
1曲目が'I Took Your Name'──今年3月の武道館でこの曲から始めた時は、あまりの渋さにくらくらとなったが。そうか、既に10年前の時点で同じことをやっていたんだ。
2曲目が'What's The Frequency, Kenneth?'で、3曲目が'Crush With Eyeliner'、4曲目が'Undertow'────ああ、私はこの場にいたら、失神したに違いない。

R.E.M.って変なバンドだ。特にマイケル・スタイプは何て変な生き物だろう。彼は175cmらしいが、ぞろりと細長いその体はもう10cmは高く見える。
何なんだそのおかしな格好は。ブレザーにパンツ、なのに腰から膝までにタオルケットのようなパイル布を巻いている。血管の浮いたスキンヘッドにサングラス、アイホールいっぱいのシャドウ。で、靴はスニーカーかよ。普通ならおそろしくちぐはぐな道化になる筈なのに・・・かっこいい。
その動きときたら、綺麗なトカゲと軽業師を合わせたよう。コートニー・ラヴが'99年のホールのライヴ映像で、これと似た動きを時折する。当時つきあいのあった彼の動きを真似ているのかもしれない。

'Losing My Religion'ってのは、本当にいい曲だなあ。一番有名な曲がちゃんといい曲だってのはいいことだ。ファンが世間に対して「あの曲を○○の真髄と思って欲しくない」と言い訳している図は見苦しいから。

大好きな大好きな'Let Me In'。今年の武道館では聴けなかったが、このDVDにはアンコールで収まっている。飛び散る火花のような映像をバックに、ビル・ベリー(drs)がタンバリンを叩き、ピーター・バック(g)がキーボードを弾き、マイク・ミルズ(b)が体を前後に揺すりながらギターを弾く。このギター、ディストーションとディレイのせいでリズムがあっているのかも判り辛い、この荒いノイジーなギターがいい。
ああ、いつか。この曲を生で聴けたらなあ。
(12/2up)

You wore our expectations like an armored suit (あなたは私たちの期待を鎧のように身にまとった)  * What's The Frequency, Kenneth? / R.E.M. (1994) の歌詞。


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