Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。
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2005年08月15日(月) |
Mommy's alright, daddy's alright, they just seem a little weird |
一昨日から「大丈夫?」というメールが何通も届いている。気分的にダメで返信出来ないものもあるが。一通一通に感謝する。同時に、心配をかけてしまって悪いな、とも思う。 ネット(つまりはこのサイト)を始めて3年、辛いことがあればすぐにネット上に吐き出してきた。今やもう、そのやり方しか知らない。最初は心配されるとただ嬉しかった。今では心配をかけると申し訳なく思う。だから辛いことを報告しつつ「メールはいりません」と書いたりもする。それもそれで我儘だとは知りながら。 でもとにかく、皆ありがとう。
実家に用があって電話した。ついでに母にちょっとパニックのことを話してしまおうかと思っていたら(実は、短期入院を少し真面目に検討していたのだ)、母は仕事で旅行中で、父が出た。 ここでうっかり父を相手にパニックの話をしてしまったんだから、いかに自分が弱っていたかがわかる。
私の父は、東大に入れる学力を持ちながら、王道を嫌うすね者だった為に中央大学に行った。(父に勉強では勝てなかったという、父の親友《東大卒》から聞いた) 今でもその記憶力や計算力には舌を巻くし、知識や教養も深い。「頭がいい」ことが父の自慢だ。現に周り中からそう思われている。実際父と政治や歴史や文化の話などすると、面白くてたまらない。 ところが父は、哲学の話が出来ない。彼には哲学が解らない。 何故なら、父は自分というものが見えていない。(これは母と一緒だ) いや、見切ったつもりで、それ以上省みる必要がないと思っている。そして自分以外の世界に関しては、既に学ぶべきことはないと判断し、解らない全てのものは不必要なものと断定してしまっている。 簡単に言えば彼は、他人と他人の哲学を見下すのだ。 この一点において私は父を、この上なく愚かな人間だと思っている。
結論だけ言うと。私は父と3分もまともに話せなかった。私は弱っていて、喋るスピードが普段の倍ものろかったが、父はその私の話をさえぎり、そこに自分の考えをいきなりかぶせてきた。 私は「もういい。切るわ」と言い、うろたえる父を尻目に電話を切った。
夕方、旅行先の母から電話。何やら声が嬉しそうだ。理由は検討がついた。おそらく父から、「俺じゃ駄目みたいだから、話してみてくれ」と言われたんだろう。(私は電話した時最初に、「これはお母さんに話すつもりだったんだけど・・・」と言ったのだ) 母は、これまた周りに「先生」と崇められる経歴と実績を持つ人物でありながら、一人娘の愛情と尊敬を得られないことを唯一の悩みとしている。だから少しでも、父より自分が頼りにされているなどと思ったら、嬉しくてしょうがないのだ。そのことが、私の体に対する心配より先立つらしい。 浅はかだが、憎めないというか。どちらにしても今は母とまともに話す気力もなく、あちらが勝手に喋る見当違いな励ましの言葉を黙って聞いていた。 (9/5up)
Mommy's alright, daddy's alright, they just seem a little weird (父も母も、違う生物だと思うことにしよう) * Surrender(諦めが肝心) / Cheap Trick (1978) の歌詞。
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