Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2005年08月04日(木)  I know that you are rotten to the core

出勤前に高円寺で少し買物。ロック系のポスターの店で、カート・コバーンのポストカードに目がとまる。赤い髪のカートが頬杖をついていて、唇の端が上がっているのが子供っぽい。Ronnyがよくこういう表情をしてるなと思う。

私はコートニー・ラヴが理想なんだから、彼女の愛したカートを好きになっても不思議はないが。
実際彼と結婚したら最悪だろうと思う。ドラッグに溺れてオーバードーズを繰り返し、コートニーがしょっちゅう蘇生処置をしていたという。
最低だ。
世間はカートをカリスマにして、コートニーをあばずれと蔑む。彼の自殺を彼女のせいにし、しまいには彼女が殺したと言い出す。
ふざけるなと言いたい。

私はアーティストのバックグラウンドに興味がないので、彼らについて詳しいことは何も知らないが。ただ、二人の画像はいくらか見ている。カートは、一人の写真ではいつもぎらついた眼をして迫力があるが、コートニーと一緒の写真だと途端にヘタレそのものになる。だらしないほどの表情で彼女を眺めている。惚れこんでしまっている顔だ。同時に甘えきっている顔でもある。
その画像からだけでも彼らの関係が手に取るようにわかる気がする。弱くて甘ったれた男、母親的な愛情に飢えた男が、無条件で抱きしめてくれる女を見つけて、すっかりその心地良さに溺れてしまう。彼女は俺を愛してる、愛してる。俺は彼女といればそれでいいんだ。
そしてその男はダメになる。何故ならもう彼は充たされているからだ。
ふと気づけば彼女は、二人分の人生を背負わされている。彼女が舵をとらなければこの船は沈む。
気丈で明るく頑張り屋の女。一生懸命で、ただの可愛い女。それがコートニー・ラヴだ。全然彼女を知らないけど、その筈だ。

ちぇっ。誰のことを書いてるんだよ。畜生。

何となく眼が離せなくなったそのカードを買って帰り、テーブルの上に飾る。いたずらっ子のような表情がこちらを見ている。
わかってんの?
あんたのせいよ。あんたのせいで彼女は泣いたのよ。ええ、知らないわ。そんなことは知らないけど、でも私にはわかってるの。
私にはわかってるのよ。
(8/20up)

I know that you are rotten to the core (わかってるのよ、あんたなんか最低な男だって)  * Boys On The Radio / Hole (1998) の歌詞。


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