Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2004年12月13日(月) |
she looked killing |
ああどうしよう。全然眠れなかったわ。手のひら熱くて。そわそわして。 VV(ヴィヴィ)に会える。VVに会える。VVに会える。 今日はザ・キルズのライヴなのよ。しかも後座(w)は何とブルース・エクスプロージョン!
まるちゃん(♂)と渋谷で17時に待合せ。の筈が。15分遅刻。ほら見ろ、ライヴだと到着が早いわw 先にお茶しようというまるちゃんを引きずって会場のAXへ。並ぼうとしたら全然ひとがいない。あら?何この平和さは。ハノイとかとえらい違いじゃん?(どうやらキルズ狙いが少ない気配) 結局。整理番号390番台だというのに、最前列が取れた。しかも!VVのほぼ真ん前!! はっきり言って全体で2番目にいい位置だ。(1番は私の左)
そわそわそわそわ。まるちゃんにしょっちゅう時間を訊いて、しまいには「気が短いほうですか?」と言われた。・・・違うわよ! VVに会うのが楽しみで楽しみで気が気じゃないのよ!!
VV登場。ぎゃー!!!!!!!! まずはステージの前ぎりぎりまで来て、客をぎろっと睨み倒しながら歩いていった。真っ先に私がしっかり睨まれた。か、かっこいい・・・痺れる。
三度目のザ・キルズ。最初は2002年12月のロンドンで、デビュー前のキルズと運命の出会い。次が2003年8月のサマソニ。その時MM (g)と 「キルズのコピーしたいね。ねえ、コピーしかしないからゼロックスっていうバンドがあったらかっこ良くない?」 と言ったのがXeroXを作るきっかけだったのだ。 そして今日。変わらぬVV。細い。硬い。がちがちな動き。違いは煙草を吸ってないことくらい。(AXは禁煙なのだ。くっそー、VVから煙草を取り上げるなんて!) 物凄く目つきがきついくせに、お人形みたいにキュートなVV。棒のように細長いからだ。内股のポーズ。すいすいと歩き、がくがくと感電したみたいに痙攣する。全く色気のない体と雰囲気なのに、左手を股間の脇にあてる癖が何ともいやらしい。低い声と直線的な動き。Hotel との絡みのスリリングなこと。
わけもなくマイク・スタンドを担ぎ上げたりするだけの動作が、もう何ともたまらない。
2月に新譜が出るらしく、大部分が新曲だったが。 2曲目が Cat Claw だった。この曲はXeroXの過去6回のライヴで最も演奏回数が多い。(毎回かもしれない) 今では自分の曲のような気がするくらい。 ところが歌詞がわからない。検索でも出ないし、ネイティヴも聞取り不可とさじを投げた。なので仕方なく自分で聞取りしていた。そしたらたまたま数日前にようやく検索で見つけた。私の聞取りはほぼあっていたが、一箇所全く違うところがあって、それが ”So...One Two and...” という部分(私は ”So...Want to be...” だと思っていた) なるほどそうか。じゃあ、と思い、この曲の時に高く手を上げ指を突き出して ”One Two” とカウントしてみた。そしたらVVも偶然全く同じ動きをしているし!(前の2回のライヴではやってない!)・・・何か感激。
粗野で荒削りな曲。体の芯に響く低音。動きの少ない旋律。単純なコード。単調なリフ。表面が震えながら、でもぴたっとした音程のVVの声。
Kissy Kissy もやった。この曲のタイトルから、私の赤いベースにKissyと名前をつけたのだ。 VVが間奏の時に私の真ん前に来たので、目があった瞬間に ”It's been a long time coming.” と歌ってみせた。今日ははっきり言ってキルズ目当ての客が少ない中、「あなたのファンです!」とアピールしたのだ。 VVが小さくうなずいたように見えたのは私の妄想ですか?
Fried My Little Brains もかっこ良かった・・・!
キルズは、そのバンド名、攻撃的な歌詞、ラフな曲調にも関わらず、非常に「品がいい」ライヴをする。 今日もいつも通り Hotel だけが少し喋ったが、「演奏の機会を与えてくれたブルース・エクスプロージョンに感謝します」 なんて言うあたりはまるで教会での祈祷みたいだ。最後もすっきりと品よく切り上げた。(その直前の、Hotel のギターとのけぞったVVの絡みがまるでセックスそのものだったにも関わらず、「品良く」である!) ああ、しかし! 前座なのでアンコールがない!! 足りない。もう全然足りない!!!
と、いうわけで。 半ば放心状態で見てしまった。ブルース・エクスプロージョン。大失敗。何て勿体ない。 しかし今日のジョンは最高だった。サマソニの時より全然いい。(それはキルズも同じ) ドラムのラッセルも物凄かった。このバンドって、ジョンの声と、ドラムが要だったんだなあと思ったくらい。タムなしのセットだということに初めて気づいた。両手を高く上げて振り下ろす。恐ろしくパワフルで切れがいい。
ジョンもしょっちゅう私の真ん前に来てくれたなあ。マイクをしゃぶるようにして歌うので、唾がかからないかと心配になったくらい近かった。 「世界で一番自分たちの名前を連呼するバンド」と言われるブルース・エクスプロージョン。しかしジョンが "Blues Explosion" と言う瞬間こそ、まさにこのバンドの真骨頂である。快感。
アンコールで Wail だの Bellbottoms など大好きな曲が続き、ようやく(遅い!)本気で乗り始めた、その時に! 見つけてしまった。ステージのすぐ裾で、腕組みして演奏に聴き入っている Hotel に。 ・・・えええ、VVはどこよ? 途端に気もそぞろになり、しょっちゅうそっちを見てしまう。・・・うわー、本当に大失敗。
ところで関係ないけど、ユダが結構好みであることを発見。帰り際に手にタッチしておいた。
帰りはまるちゃん、Nari さん(今日が初対面の可愛い女性)と居酒屋に寄って、0時半帰宅。帰りながら、やはり今日のライヴに来ていた筈のMMに電話した。彼もキルズ狙いだったらしいが、ブルース・エクスプロージョンも相当良かったと興奮していた。「ブレイクがいいよな!」 と言っていた。本当だねえ。
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