Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2004年12月07日(火) |
after all, he had a sweet voice |
明日はジョン・レノンの命日か。
毎年この日が嫌だった。どうしてそんなことで騒ぐの? クリスマス・シーズンでもあり、街が浮き立つ材料にされているようだった。 あとはジョンのカリスマ性に対する反発でもある。私にとってジョンは、クズで子供でヒモでヘタレな左翼だ。ただ、恐ろしくいい声を持っている。(今にしてあらためて思う。ジョンの良さの9割は、その声ではないかと) 奇しくも、ジョンの死んだ1980年には、ポール・マッカートニーが成田で無様な逮捕をされている。天才でありながら努力家という素晴しい資質を持つポールがただの人になり、だらだらと好き勝手をしていたジョンが神性を帯びた年であった。 訃報に接した瞬間、「ああ、これでジョンは、ポールを引き離して伝説になっちゃうんだな」 と思った。何となくその安易さが苦々しかった。
今年になってようやくその拘りが取れた。 結局私が愛してやまないのは、ビートルズにいたジョンなんだ。というより、ビートルズという現象と言ったほうがいいか。 「一番好きなミュージシャンは?」 と訊かれたら 「レオン・ラッセル」と答えている。一番好きなバンドなら 「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」 でも、それでも、ビートルズは別格だ。 ビートルズは「奇跡」なんだ。ジョンがポールに出会った。それが全てだ。神様がやる必要のあったのはそれだけで、後は全てが自動的に動いていった。
もしもジョンと実際に知り合ったら、きっとすごく嫌なやつだろう。一緒にバンドを組んだら最悪だろう。 でも、ま、どうでもいいか。 子供の頃からの長い反発がやっととけて、同時に12月8日に対する拘りも取れた。別にいいか。世界がこの日にジョンを思い出したいというのなら、私が非難がましい顔をすることもない。
明日はお店で、あの声をたっぷり聴くとしようか。
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