Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2003年06月12日(木)  I know I know its you. &*%^$#@#$%^&*&()**%%$#@#$%*%

以前からこの日記のクライマックスになると予言していて事態が勃発。ダンナが現れた!!

お昼12時前に電話が鳴った。ディスプレイを見れば「コウシュウデンワ」の文字。
8日にも同じことがあって、出ると無言で切れた。ダンナだと確信していた。そして今また同じことが。
電話を取った。聞き覚えのある声が私の名前を呼んだ。
「今どこにいるの?」と訊くと、すぐ近くだと言う。こっちに来るのかと訊くと、行きたいという。そう、じゃあ来れば、と言って切った。

ほどなく現れた彼は、健康状態が良くないのか顔が少々むくんでいる他は、失踪した10ヶ月前と殆ど変わっていなかった。
驚いたのは彼の方だ。私の髪が赤くなり、耳に穴があき、胸にタトゥーが入っている。

最初の2時間は話をした。彼のこの10ヶ月の生活は、私がいつも言っていた通りだった。ちなみにこれは、彼の親を含めて私の周りのほぼ全員が信じなかったことである。
つまり、野宿したり安宿に泊まったりしながら、パチンコで食べていたのだ。昔2年間くらいパチプロ生活をしていたことのある彼は、今回もかなり稼いだようで、最高で1日20万円勝ったそうだ。現金も常に30〜40万円くらい携帯していたようだ。
それがここ最近盗難にあったりして、あっという間に一文無しになった。この10日食べていないという。5日前から寝ていないらしい。

私の話もした。新宿ロックバーRS通いを再開していると言うと驚いていた。男に誘われることはないかと心配そうに聞くので、いや、まああるけどね、とごまかす。実はストーンで会った男と3ヶ月前までつきあってたなんて言ったら、どんな顔するんだか。
Screaming Bunnyの名刺を渡しちゃったから、いずれは全部バレるけどね。ダンナは私の日記のことを知って、非常に読みたがっていた。以前はこんなものに興味を示す人ではなかったはず。酒が抜けたせいかしら。

そう、酒。お金がないせいで最近はずっと飲んでいないんだそうだ。「やっとやめられたよ。今ならわかるけど、俺ってアル中だっんだな」と言うので、「何言ってんの、お金が手に入ればまたすぐに飲みだすに決まってるでしょう。やめられた気でいるなら甘いよ」と言う。

最初の2時間はそうやって話。その後彼が帰る21時半までの7時間半、私たちが何をしていたか。
これはmine-Dさんにぜひ褒めていただきたい。

書斎に入ってきた彼は、CDの山に目をとめた。彼が失踪したと同時に私はPCを買ったので、ネット注文したCDが結構ある。その中の1枚をがばっとつかんで、
「え、レッチリじゃん! 何、レッチリ聴くようになったの?」
「そう! そうなのよー。いや、あんたが帰ってきたらソレ言おうと思ってたんだわ。もう"By The Way"にはまっちゃって!」
「なんだよー、俺レッチリいいって散々言ったじゃん」
「そうなんだよね。"Give It Away"のビデオとか見せられたもんね。あの頃は普通にかっこいいとしか思わなかったんだけどさ。"By The Way"のアルバムにヤラレてから、ブラシュガとか聴くとコレがもう最高で! そうだ、ビデオいっぱいあるのよ。見る?」

てなワケでこのアホ夫婦は、それからえんえん音楽ビデオを見たのだ。最初はレッチリの去年のパリ公演。"Search And Destroy"を初めて見て興奮するダンナ。「昔さ、一緒にじゃがたら見に行った時にストゥージーズのビデオ流してたよなー?」と言う。・・・覚えてないよ!
私の行った昨年のさいたま公演を見せる。"Around The World"を「おおお、かっこいいー!!!」と食い入るように見るダンナ。

そうだ、もうひとつ、ダンナが戻ってきたら言いたいことがあったんだ。ねえねえ私さ、イジー・ストラドリンからメール3通ももらったんだよ。
「え、マジで?!」―――てなワケでガンズのビデオに移る。最初はブートのライヴをいくつか見て、次にビデオクリップ集。"Sweet Child O' Mine"が始まった瞬間に「おおコレかっこいいんだよなー!!」とダンナ。
「そうコレかっこいいのよ。イジー最高で! さすがわかってるぅー!!」 ・・・って、私も盛り上がって・・・。
・・・いいのか、こんなことで?

ラモーンズのトリビュート聴かせて、ジェーンズ・アディクション聴かせて、で、あっと言う間に21時半。

もう遅いから実家に帰るよう言う。泊まっていってもいい?と訊くダンナにきっぱりダメ出し。茨城の実家にはとっくに連絡済みだし。
今からじゃ終バスに間に合わないかもと言うダンナ。そもそもソレ狙いで遅くまでねばっていたのだ。だったら東京駅でホテルに泊まりなさいと言い渡し、追い出した。

帰り際に、「会ってくれてありがとう」と言って、一瞬私の頭を自分の胸に引き寄せた。それが唯一の接触。

ダンナがいる時から軽い咳をしていたし、寒気もあったのだが。
計ったら熱が出ていた。喉も痛い。風邪らしい。何だか疲れたこともあり、やたらとおなかが空いた。珍しくちゃんと食べる。

火曜の夕方から65時間ぶりに眠る。

*(レッチリファン以外の方へ。今日のタイトルは文字化けではありません)

I know I know its you. &*%^$#@#$%^&*&()**%%$#@#$%*% (あなただってわかったわよ)  *Around The World / Red Hot Chili Peppers (1999) の歌詞。



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