梶井檸檬の、のほほーん日記

2007年09月20日(木)
ありがとうGRAPEVINE!

もう、9月も三分の二過ぎたなんて。イコール無職もそれくらい続いてるわけだ。タダ飯食いの居候ですまないねぇ〜梶井です。

昨日は、バイン、メジャーデビュー10周年でした。渋公(現C.C.LEMONホール。意地でも渋公で通すよ!)で10周年記念ライヴでした。
その前に、私にとっては大事件がおきたので、いや、自分がやらかしたので、そこから書こうかな。マイミクさんはご存知なので、内容かぶってるけどすみませぬ。昨日のmixiの日記に肉付けする感じなので、恐ろしく長いですが、覚悟してくだされ。読み手に優しくない日記はいつものことです。すみませんねぇ〜全然反省しないけど。うふっ♪

昨日は本当に長い一日でした。心身ともに疲れた。楽しんだけどね。
中盤から、ちょぉ〜ネタばれにつき、バインの大阪野音に行く人で、見たくない人は見ないでね。
しかも、ちょぉ〜うざいと思われるので、それが嫌な人も見ないでね。かなりイタイ子になってますので。でも、いいのここ私の日記だから!勝手に書くさ!

まず、ライヴの前に、予備校で入学手続きを済ませ、渋谷に向かい、でも、原宿から行っちゃおう♪とか思い、原宿で下車しました。素敵カフェに入って、のんびりお茶♪とか余裕かまして、くつろいでて、今日の開場って何時?と思いチケットを見たら、国技館とか書いてあって、しかも11月とか書いてあって、ビビる。何度見ても、渋公(現C.C.LEMONホール)と書いてなくて国技館。ブンブンが出るDJイベントとチケット間違って持ってきたらしい。行くときに、間違えないようにしなくちゃね〜と思っていたら、間違った。漫画の世界のようなことをやらかすのが私です。顔面蒼白になっていくのが鏡見ないでもわかったよ。ちびまる子ちゃんでいうところの、顔に縦線が何本も入ってて、白目むいてる状態だったよなぁ〜

素敵カフェで、無礼を知りつつ母上に電話。音楽がちょいと大きめのところだったから目立たなくて良かった。(しかも、普通に携帯で電話している人がいて、びっくり。それはいかがなものかと思うぞ。今日は人の事言えなかったけど。)でも、何度かけても出ない。10回くらいかけてやっと繋がる。お風呂入ってたんだってさ母上は。なんかうるさいと思い、出てくれたらしい。とりあえず、携帯で、チケットの画像を送ってくれるように指示。これで、席を特定できました。携帯で画像をちゃんと送れる母上でいてくれてありがとう!さすが若いよあなたは!ありがとう母上!まぁ、証拠として採用はされなかったけど。一緒に見る、マイミクgngn嬢の席もメールで送ってもらいました。以前、母上の友達が、歌舞伎のチケットを忘れて、席番を控えてあったので、何とか入れてもらえたってことを思い出した私だったのです。
開場が始まったところへ、入場を誘導している、HOT STAFFの人らしきスーツのお兄さんに事情を説明。今度はバイン関係者らしき人のところに連れて行かれ、チケットをどこで取ったか伝える。FCで取った事を伝えると、照合するのでと言われ、名前と住所と、聞かれてもいないけど会員番号を言う。バインの会員番号だけ覚えてるの。だって、下3桁ぞろ目なんだもん。
照合OKが出て、自分が持っていたチケットの席を伝え、念のため、その席に人がいないことを確認してから入場でした。開演5分前に入り口に行って、入場OKが言い渡され、何とか入場でした。私だけかと思ったら、あと3人くらいいた。どうも、友達の誰かかがチケットを忘れたのかなくしたのかしたみたい。
今日は普通のツアーのライヴとかじゃないから、入れなかったら、きっと一生後悔したと思います。スタッフの人も、みんな嫌なかもひとつせず対応してくれたのが嬉しかったです。最悪の事態も覚悟していたし、何より自分が悪いから文句言えないんだけど、本当に、ちゃんと対応してくれたんだよねぇ〜もう、面倒かけないように気をつけます。こんなところなんか見てないと思いますが、ありがとうございました。気持ちだけは飛ばします!皆さんも気をつけてね!

もう、ずっと手の震えが止まらなくて、心臓もバクバクで、血圧上がってるよ私!ってな感じで、ライヴ前だけど、既にライヴ終えましたって状態で席に向かいました。体に悪いよ。でも、本当に中に入れてよかった。もう、この時点で泣きそうでしたもん。一緒に見たG嬢にもご心配おかけしました。ごめんねG嬢!

12列目で、端の方ですが、西川さん側でした。やっぱり、西川ファンだって事をFCはわかってるのね〜と都合よく思いながらステージを見てました。ライヴハウスだって、いつも西川さん側ですもん♪

ライヴが始まって最初の曲は、もう、イントロでわかっちゃうわけですよ。「いけすかない」なのよ!きゃぁ〜西川曲でスタートなのね〜私がバインのライヴに行きだしたころは、結構「いけすかない」スタートが多かったのです。そんなことも思い出してました。この曲スタートって時点で、今日のセットは凄いことになりそう!って思ってました。田中君の笑顔が、もう、無邪気でニコニコで、やんちゃな子犬みたいでした。
最後に拾ってきたセットを載せましたが、もう、初期からのファンはノックアウト状態のセットです。「カーブ」、「白日」、「鳥」って!うわわわわっ!と思ってたら「君待ち」って! 「カーブ」とか「鳥」って、何年ぶりですか?って感じですよね〜「鳥」は前のツアーかその前かやった気がするけど、「カーブ」はもう!テンション上がりすぎた。
「君待ち」は、やっぱり、リーダー思い出しちゃうね。ベースソロから始まるしね〜この時期のバインには、リーダーは存在感かなり強いのよ。

ちょいとセットの順番とは前後しますが、10年前の今日に出た、イコール、メジャーデビューミニアルバム「覚醒」がリマスタリングとおまけ音源付で再リリースされたわけですが、今日は全曲やりました。「手のひらの上」とか「恋は泡」はかなーりお久しぶりでした。「恋は泡」をやる前には、バカっぽい曲をと言っていた田中君でした。リーダーの曲ってバカっぽいって言うことが多いよね。でも、物凄く楽しそうに演奏するのも、バカぽい曲なんだよね田中君は。リーダーのこと大好きだもんねぇ〜
ちなみに、「恋は泡」は「こいはうたかた」」と読みます。あわじゃないよ。これ、どうして泡沫じゃなくて、泡になったんだっけ?雑誌のインタビュー読んだ記憶があったけど忘れた。リーダー作曲なのですよ。
「手のひらの上」は、桜井亜美さんの「イノセントワールド」の映画の挿入歌になった曲です。あの人もバインファンで有名ですから。それよりミスチルファンの方が有名なんだけど。しかも、某作品では、田中君が解説書いてるんだよね。

話がそれましたが、「覚醒」出たのが10年前なんて、本当にびっくりです。今聴いても、全然色あせてない。というよりも、やっとっ覚醒が熟成して旨みを醸し出しているって感じかもね。年輪を重ねないと出せない旨みが出てきたって感じ。もちろん、その作品が優れているからこそ出る旨みです。
帰りにタワレコによって、G嬢が「覚醒」を買おうとしたら、売り切れでした。きっとみんな買って行ったのね〜私は、おまけ音源の「TIME IS ON YOUR BACK」も持ってるので、買うの後でいいや〜とか思って特に買う気はなく、横浜で他のとまとめてポイント倍にして買おうかなと(せこいけど、これ重要!)思っていたのでした。でも、渋谷のタワコレで髭ちゃんの「黒に染めろe.p.」とJAPAN買っちゃったけど。

バインのライヴは、毎回涙腺決壊ポイントがあるのですが、梶井さん、涙腺決壊ポイント、その1「Paces」 「覚醒」の中に入ってる西川さん曲です。
これはねぇ〜もう、涙腺回路できてるからなぁ〜西川さんガン見ですよ。素敵過ぎます。ミドルテンポで、ぐわっと心をわしづかみされるような、憂いを含み、なお且つ力強いギター炸裂ソングです。11月ごろ聴くともっとしみます。
でも、次が「RUBBERGIRL」で、およよ!と思い、涙も引っ込む。ノリがいい曲なのよ〜普段のライヴじゃ、「RUBBERGIRL」なんてやらないもんね〜これ、バインのインストです。ギタリストに専念した田中君も見れるというレアな機会でした。私もバインのライヴはかなり行ってますが、ほとんど聴いたことがないもん。初めてかも?いや、二回目かな?ちと曖昧。

ライヴでかなーり化ける曲「パブロフ犬とハムスター」は、本当にライヴがやばい。ファンクで、おどろおどろしい感じが素晴らしい。真夜中のEZOで聞いたら最高な感じの曲です。これリリースされた当時、シカオちゃんが大絶賛してました。シカオちゃんが歌ってもかっこいいと思う。むしろ、こんな曲人に作られて、シカオちゃんは悔しかったんじゃないの?って感じの曲です。白木屋ツアー(White Wood tourって言うのがあったのさ。直訳すると白い木なのです。)でやってたときは、10分くらい演奏してました。半分はアウトロですが、これがまた、かっけーのよ。アウトロで酔わせる曲が大好きな私はウエルカム!しかも、これ、エロさ炸裂だけど、下品じゃないところが素敵です。大人だ!田中君ファンはかなりのメロメロポイントな曲と思われます。今回は、10分はやってないと思うけど、やっぱりアウトロが素晴らしかったです。アウトロで酔わせるバンドラブ♪

そんなディープな曲から、更にディープに「光について」。梶井さん涙腺決壊ポイントその2でした。
これも、涙腺回路できてるね。何度聴いても泣いちゃうよ。こんな曲作れるバンドなかなかないよね。この時期の田中君って、難しい詩を書いてるころで、かなりディープです。哲学的なんだよねぇ〜この曲が好きなファン多いもんね。私もだけどさ。 照明もいい演出してました。ライトを落として、ステージ上に点在させていた電球のみでした。間接照明みたいな感じ。光と影のコントラストがとても印象的です。田中君のステージにはいつもドリンク乗せる台というかミニテーブルみたいなのがマイクのところにあるんですが、そこに丸い物体が乗ってたので、気になってはいたんだけど、っこで登場でした。田中君も気になっていたのか、曲が終わって、やっと出てきた!って言ってたしね。

新曲の「超える」は、がっしりしてるけど、さわやかで、がぁーっとした広がりを感じました。聴きやすいよこの曲は。「FLY」よりは控えめだけど、さわやかさとか、壮大な感じは同じ系統かなと思います。またライヴで聴けるよね!

「スロウ」は、もう一番ライヴで聴いてるかもしれない曲だけど、改めて凄い曲だなぁ〜と感慨深く思い、聴いてました。あの不穏な感じ、でもメロディーが綺麗で、マイナーな曲調ラブな人間のツボ突きまくりな感じがかなりヤバイ。亀ちゃん、あなたは天才です!メロディーで何人の人を悩殺してきたのさ!って感じですよ。しかも、詞が女性目線で、救われないくて、それを男の田中君が歌ってるんだよ。まぁ、詞も田中君が書いてるわけだけど。凄すぎるよ本当に。そういえば、いつから「もつれてちぎれた」って歌うようになったんだっけ? 気がついたらそうなってたよなぁ〜

凄いなぁ〜と浸っていたら、「ソウルファンデーション」で打ち消されて、ニコニコしながら踊ってました。これ、「君を待つ間」だったかな?シングルのカップリングで、初めてライヴで聴いたとき、知らないなぁ〜と思って、ライヴ終わった後に一緒に言ったG嬢に「あの曲なんて曲?」って聴いたのを思い出しました。バインで、こんなにPOPでかわいい曲あったんだ!って凄くびっくりしたのを思い出しました。結構衝撃だったなぁ〜初期の曲って、暗い感じが多いのに、明らかに異色ですもん。
こっから本編最後まで踊り倒す感じだったよなぁ〜「FLY」の爽快感は、でかいハコの方が映えるからいいよね。 相変わらず、高野さんがギター弾いてるのを見るとビビる。西川さんにも似てるんだよねぇ〜「BLUE BACK」のPVの時も、あれ?西川さん?って本気で思ったもん。

気がつけば、本編終了まで2時間だったけど、本当にあっという間でした。バインちゃんのライヴはいつも長いので、2時間は、まだまだいける!モードなのです。あの曲やって!って曲もまだ登場してなかったので、ドキドキしながらアンコールを待っていました。

アンコール最初は、「風待ち」。意外だったな。バインファンでは賛否両論だけど。私は大好き。バインぽくないと言えばないけどね。西川さんのゆるーいギターが素敵過ぎる♪滑らかに溶けていきそうなそんなギターが会場に広がってました。もう、酔いしれる。

そして、バインがインディーで出してた「TIME IS ON YOUR BACK」。リアルタイムでは知らないのですが、このころは、ポストミスチルって言われてたんだよねぇ〜西川さんの曲にしては、明るいよねぇ〜でも、一筋縄じゃない感じは、西川さんぽいけど。本編の時に、これは最初100円カセットで売ってたという話をして、それを持ってる人は手を上げさせてたんだけど、君たちもう、いい年でしょ?みたいなことを田中君は言ってました。初期からのファンを捕まえて、何言ってるんだよぉ!サドすぎるよ!まぁ、10年、あのカセットだともっと前だからそれ以上なんだけど、年取ったって、バインちゃんが大好きなんだよ!思い知れ!えへっ♪

梶井さん、今日一番の涙腺決壊ポイント。「窓」。
これはねぇ〜リーダーを知ってるバインファンなら、涙が出たとか出ないとか、そんなことはどうでもよくて、みんなぐっときていたはずです。田中君が歌う前に、「西原誠に捧ぐ」って言いやがったんですよ。もう、それだけで、「窓」やるんだ!ってわかっちゃうし、リーダーの記憶が、ぶわっーと蘇ってくるし、涙の貯水庫のメーターも振り切っちゃうわけですよ。
なんで、「窓」をやるかわかったかと言うと、この曲、リーダーが作詞作曲なんです。しかも、バインの初めてのオリジナル曲です。最初のころのバインは、ほとんどがリーダーの曲だったのですよ。今でこそみんなが曲書くけど、前は違ったのです。記念すべき曲なのです。その生みの親は、今はGRAPEVINEにはいないんです。その現実を改めて感じてしまえば、もう、なんて言っていいんだか。今日は見に来たのかな?辛くてこれないのかな?とにかく、元気でいてほしい。そんな風に思って曲を聴いてました。ただでさえ、泣ける曲なのに、こんな想いを抱えて、更に泣けました。
やっぱり、西原誠という人なしでは、今のバインはありえません。たとえ今はリーダーはいなくとも、バインのリーダーは彼しかいないんです。今だって、リーダーの影はちゃんとあるんです。それがバインちゃんなのです。田中君の失踪(バンド結成して田中君は一度失踪したんです。)だって、リーダーが連れ戻したんだし、田中君がバンドを家族とか表現しだしたのもやっぱり、リーダーの影響は大きいです。仲良しバンドじゃないけれど、なんだかんだ言って、強い信頼関係で結ばれてるバンドなんですよね〜リーダーの病気が発覚して、ベースが弾けなくなって、それでも、「あなたはバインなんだからいればいいじゃない」って西川さんが言ったんだよね。でも、リーダーはみんなを思って去っていったんだけど。
これを語りだすと、本当にキリがないんだけど、GRAPEVINEというバンドを一番大好きなのは、きっとリーダーだと思います。今、何をしてるんだろう?いつの間にか、LATERSも活動休止になってしまったけど、とにかく元気でいて欲しいです。この渋公でやった「窓」リーダーに届いてるといいな。願わくば、どこかでこっそり見ていて欲しいな。

気持ちが高ぶっていて、オーラスが「ふれていたい」っていうのが、いけすかない。ダブルアンコールを予感させる終わりの曲だったけど、ライヴの最後恒例、田中君の脱ぎまSHOWあげまSHOW(田中君は、着ているTシャツを脱いで客席に投げる。これが行われると、その後のアンコールはない。逆に、脱がないで帰ると、アンコールはあるのです。)が開催され、むむむっ!って感じで終了。おかげで、みんなずっと帰らないで残ってました。まぁ、じきに、帰らざるを得ない感じになって帰ってましたが。アナウンスされたり、ステージ上のアンプの電源切りだしてたもんね。

Dさんも書いてたけど、ステージ上の彼らのテンションは特別じゃなくて、いつもの感じ。10周年とかスペシャルとか、そんな気負いは全く感じられませんでした。そこがバインちゃんのいいところなんですけどね。でも、セットが普通じゃないのが特別な感じでした。こんなセットまずやらないだろうから。しかし、だったら、「望みの彼方」はやって欲しかった。色々考えたんだろうけど、やって欲しかったなぁ〜「ふれていたい」で終わらせるのは、ん?って感じです。これ終わりだったライヴも多いけど、今回はちがうんじゃないの?って思います。 まぁ、ファンの勝手な思いですが。
でも、文句言ってる割には、大満足なんですけどね。本当に素敵で素晴らしいライヴでした。チケット忘れて、一時はどうなるかと思ったけど、このライヴのスパイスだと思うことにします。結果オーライだしね〜でも、こんなドキドキは二度としたくないです。みなさまも気をつけて! スタッフの方々、本当にありがとうございました!お手数おかけしてすみませんでした!

もしかすると大阪は、ちょっとはセット変えてくると思います。あの人たち、そういうことやる人たちなので。しかも、大阪はバインちゃんのお膝元ですから。大阪で「望みの彼方」やったら泣くよ私は。でも、やるといいなぁ〜自分では聴けないけれど、生であの曲が流れるんだもん。それだけで、とっても素晴らしいことなんです。

本当に、バインが好きでよかった。GRAPEVINEというバンドを知ることができて本当に良かった!こんな素敵な時間をありがとう!これからもよろしくね。いい年とか言われても、あなたたちもおっさんじゃん!と言い返すファンだけど、許してね。

2007年9月19日 渋谷公会堂(現 C.C.LEMONホール)

いけすかない
カーブ
白日

君を待つ間
そら
覚醒
手のひらの上
恋は泡
through time
Paces
RUBBERGIRL
パブロフドッグとハムスター
光について
超える(10月にシングルになる新曲)
スロウ
ソウルファンデーション
R&Rニアラズ
BLUE BACK
FLY

EN
風待ち
TIME IS ON YOUR BACK

ふれていたい


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