もうだめだ。 彼の家にいるあいだ、何回も別れたいと思ってしまった。 好きになろうとしている行為自体間違いなのかもしれない。 酷く疲れて、眠れない。
こういうことは初めてだから、体がとまどっているのだろうか。 このような嫌悪感は一時に過ぎないのだろうか。
今考えたら、シンさんのことはとても正しいことだと思うようになった。
今、リウ君に、なんの欲情も湧かないもの。 抵抗しないかもしれないけれど、多分全く感じない。
彼の気持ちが、こんなに早く重荷になるなんて思わなかった。
彼は悪くない。
悪いのは全部私。
もう、絶ちたいのに。
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