沖縄人日記
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2004年09月10日(金) |
東京旅行2日目〜えらい目に遭う〜 |
6時に起きて風呂に入る。 ジーンズをクリーニングに出して、9時にホテルを出る。 今日の昼間はひとりで観光だ。 岡本太郎記念館に向かう。 ホームページを見ていて、前々から行きたかった。 地下鉄に乗れるかが不安だったが、すんなり表参道駅に着く。 ここからが、大変だっだ。 駅を出たところで早速迷う。 ガイドブックの地図を見て歩いているのだが、何か違う。 交番でおまわりさんに教えてもらう。 その通りに行ったつもりだったが、なぜか青山学院大の前にいる私。 まっすぐ歩いていくと「渋谷」という標識が見える。 全然、違うところにいるぞ。 地図で見ると青山学院大に近いんだけどなぁ。
どこにあんだよ!岡本太郎記念館!
電信柱に貼られてある住所を見つつ歩きまくる。 ヒールの高いサンダルを履いているので足が痛い。 昨日のぺったんこサンダルを履けばよかった。
ようやく、発見!うれし〜(^−^)
入場券を買うと、なんと館内を写真撮影OKということだ。 でーじ(とても)うれし〜(●^O^●) 写真撮りまくり〜。 「犬の植木鉢」という観葉植物が植えられている陶器?がかなり良い感じ。 お庭もかわいい。 「太陽の塔」も見た。
芸術は爆発だ!!
ショップで写真集「岡本太郎の沖縄」(前から欲しかった)岡本太郎著「沖縄文化論ー忘れられた日本ー」、 はがき10枚、犬の植木鉢ピンズ、太陽の塔ストラップを購入。
12時に岡本太郎記念館を出て上野に向かう。 次は国立西洋美術館へ。
ここでえらい目に遭う。 っていうか、「何?」って感じで最初は理解できなかったんだけど。 上野駅に着いて、改札を出ようと歩いていると中年のおじさんに 「あの、すみません」と声をかけられる。 道を聞かれるのかな?断らなきゃ、私も知らないもんと思っていた。 この男性は60歳くらいでスーツをびしっときていて、ロマンスグレー。 顔も俳優のようになかなかかっこいい。 ぱっと見、会社の重役って感じの人だ。 「これから、どこに行くんですか?」っと聞かれた。 あれ?道を聞くんじゃないの? 私は「美術館に行きます」と答えた。 すると、「あの怪しい者ではないです。ごめんなさい、急に声かけて」 「いえ、なんでしょうか?」と私が聞くと、 「あなたが私のタイプだったので、少しお話したいです。」というのだ。 なんぱ? 私はぼーっとしているせいか、東京にくると必ずこういう人に声をかけられてしまう。
おじさん「もしよければ、ホテルに行って一緒にビデオ見ませんか?」 私「はい?何ですか?」(この時点で何のことだかさっぱりわからない) おじさん「いや、何もしませんよ。ただ、一緒に行ってほしいんです」 私「ええ?ホテルですか?」 おじさん「いくら払ったら、一緒に行ってくれますか?」
もしや、これは援助交際の誘い?!
気がついた時にはマジ、びっくり。 援助交際って中・高校生がするもんじゃないのか? 私、若く見られるけれど一応けっこう年とってるぞ。 っていうか、援助交際って売春でしょ?
おじさん「ほんとに何もしないから。ただ、そういうホテルの雰囲気を久しぶりに体験したいなぁと思って」 私「若い頃を思い出す感じですかね?」 おじさん「そうなんですよー。それで。いくら払えばいいですか?」 私「すみません、急いで美術館行かないと閉まっちゃうんで失礼します」 おじさん「そうか、残念です。ほんとにいくらだったらいいんですか?」
何回も「お金は言い値で払うから」を強調して聞いてくる。 5分ほど話をしていただろうか。 丁重にお断りをした。
しかし、私のどこが気に入ったのか? 服も全然派手じゃないし、顔も派手じゃないし。 上着はミュシャの絵がプリントされていて、所々にスパンコールがほどこされているベージュを基調とした服だ。 ワイドパンツもベージュ。 髪の毛はロングのブリーチした茶色。 目はカラーコンタクトの茶色。 バッグはゴルチェの黒。 っという全体的にはベージュの特に目立たないさわやかな(自分で言うな)感じだったのだが。 まぁ、いいや。 世の中、物好きもいるのね。 話し方とか、かなり上品だったけど、きっとホテルに入ったとたんに豹変するに違いない。 ラブホテルに行って、「何もしないから」はないだろう。
おじさんに別れを告げ、改札を出る。 OH!NO〜! 出口間違えてるし! 反対側に出ちゃったよ。 とぼとぼ歩いて、1時頃に国立西洋美術館へ着く。 地下の休憩所で飲み物を飲んで水分補給&トイレ。 お昼ごはんをまだ食べていないので、美術館内のレストラン「すいれん」に入る。 スタミナをつけるためにステーキランチを注文。 おいしい。 庭を見ながら食べられる。 最後に出てきた洋ナシのシャーベットとアイスハーブティーもGOOD! よし!気合いれて美術鑑賞だ。
ラッキーなことに、今日から「マティス展」が開催されている。 グッドタイミング、南 巴。 東京でこのような大規模なマティス展が開催されるのは、23年ぶりということだ。 数年前に上野でMOMA美術館展を見たときもマティスの絵は見た。 こんなにたくさんの絵を見ると、今までのマティスのイメージが違ってきた。 凄い人だ。 1時間半ほど見る。
その後、常設展示へ。 ロダンの考える人の彫刻って意外に小さいんだなぁ。
さすが国立。広い! 疲れたので、何回かイスに座って休みながら見る。 知っている画家、知らない画家さまざまだ。 ルノアールが大好きなので、展示場終りのところで見たら元気が出てきた。ここには2時間以上いた。
ミュージアムショップでマティス展の画集と絵葉書5枚を買う。 午前中の岡本太郎記念館で買ったものと、ここで買ったものが重い。 いったん、ホテルに帰って荷物を置くことにした。 ホテルで1時間ほど休憩。
夜、8時。 Kちゃんと渋谷のカラオケに行く。 歌ったのはBUCK-TICK、浜崎あゆみ、ラルク、リップスライム、宇多田ヒカル、オレンジレンジ、 U2,シンディー・ローパー、マドンナ。 3時間、歌ったり飲んだり食べたり。
カラオケ終了後、Sちゃん合流。 喫茶店で明日のBUCK-TICKライブの集合時間などの計画を立てる。
12時すぎに電車に乗り、ホテルへ帰る。
芸術の秋だったなぁ。 眠い。 眠ろう。
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