遠くにみえるあの花火に
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2004年10月01日(金) どの呼び方も正解じゃない

すばらしき晴天。

さわやかな秋晴れ。

秋だなぁ。
秋は大好きだ。



小説の中で、しばしば「夫」という人称代名詞を使ってきたけれど、
いざ自分に夫ができてみると、
日記に「夫」と書くことにすごく抵抗を感じている。

「夫」とか「妻」とかいうよりも、
「パートナー」なんていう方が、まだ近いかもしれない。

パートナーだなんて、私にはこそばい言葉だけれど。
「夫」では他人ごと過ぎる気がするし、
「旦那様」という程うやうやしくもない。

パートナー。
なんとなく、独立した者同士が対等に向い合っているイメージ。

でも、
実はもっと、お互い甘やかしあっている。
私たちは二人でいる時、ぜんぜん独立していない。
もたれあって、よしよしし合っている。

江國香織さんがどこかで言っていた、
大人だからこそ、思いきり甘やかし合うことができる、と。

本当に、その通りだと今は思う。

私は彼のことを許していて、彼も私のことを許している。
お互いに許しあえる相手がいることの幸福を、ちゃんとわかっている。
だからこそ、よしよしできる。

この人だけ。
この人だけは特別。

そんな風に思いながら、彼のことを甘やかしている。
そのことが良いにつけ悪いにつけ、
私たちの関係はそんな風だ。

パートナー?
夫?
旦那?
主人?
亭主?

どの呼び方も正解じゃない。

正解はこれから二人で見つけようと思う。





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