2004年10月01日(金) |
どの呼び方も正解じゃない |
すばらしき晴天。
さわやかな秋晴れ。
秋だなぁ。
秋は大好きだ。
*
小説の中で、しばしば「夫」という人称代名詞を使ってきたけれど、
いざ自分に夫ができてみると、
日記に「夫」と書くことにすごく抵抗を感じている。
「夫」とか「妻」とかいうよりも、
「パートナー」なんていう方が、まだ近いかもしれない。
パートナーだなんて、私にはこそばい言葉だけれど。
「夫」では他人ごと過ぎる気がするし、
「旦那様」という程うやうやしくもない。
パートナー。
なんとなく、独立した者同士が対等に向い合っているイメージ。
でも、
実はもっと、お互い甘やかしあっている。
私たちは二人でいる時、ぜんぜん独立していない。
もたれあって、よしよしし合っている。
江國香織さんがどこかで言っていた、
大人だからこそ、思いきり甘やかし合うことができる、と。
本当に、その通りだと今は思う。
私は彼のことを許していて、彼も私のことを許している。
お互いに許しあえる相手がいることの幸福を、ちゃんとわかっている。
だからこそ、よしよしできる。
この人だけ。
この人だけは特別。
そんな風に思いながら、彼のことを甘やかしている。
そのことが良いにつけ悪いにつけ、
私たちの関係はそんな風だ。
パートナー?
夫?
旦那?
主人?
亭主?
どの呼び方も正解じゃない。
正解はこれから二人で見つけようと思う。