遠くにみえるあの花火に
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2004年08月27日(金) 物悲しい旅人

ちょりさんの日記を読むと
いつも少しだけ悲しい気分になる。
体中の水分が寂しがって中央にあつまってくるみたいに、
体の奥でぐずぐずと水分がわだかまる。

それを悲しい気分と言ってしまっていいのか定かではないけど、
体の内側が寂しくなるその感じは、
やっぱり、
ちょりさんの選んで紡ぐ言葉たちがもたらすものだ。

詩。ということをどれ程わかっているかと問われれば、
全く何も。
ど素人なのだけれど、
詩、というのは、
詩人、というのは、
どこか物悲しい旅人であると思う。

少なくとも、
人があまり立ち止まらないところで、
立ち止まって考える、
そういう能力のことだと思う。


私もいつかそのような、物悲しい旅人になれるだろうか?
「物語を書く」ということと、
「詩をつむぐ」ということとを、
ずうっと抱えて旅をする、
そういう旅人になりたいと思う。







さて。
いつも朝、通る道の途中に、
かわいらしい白い外壁の、小さなお店ができた。

はじめはカフェかしら?と、思った。
白い外壁に、ピンクのブラインドの下がる窓。

毎朝見るうちに、少しずつ出来上がっていく様子が楽しい。

昨日の朝見たら、そのピンクのブラインドの下がった窓に、
付け爪の見本が、小さく円を描いて飾られていた。

ネイルサロン!!

こんな駅から少し離れた片隅に、ネイルサロン!
素敵すぎ。

今朝には、扉に「CLOSE」の札がかかっていた。
今日明日にもオープンするのかもしれない。

楽しみだ。






私の欠点は、すぐ人のせいにすること。

そんなつもりはなくても、
思いも寄らぬところで、人のせいにしてしまったりする。
自分の意志とは反対に、時々ふいに、人のせいにしてしまう。

そんな自分に気づく時、ものすごーくへこむ。
凹む。

こんな風に、ぼこっと。


そしてまた、
自分の欠点を見つけるたびに、急に歳をとる気がする。

吐く溜息の湿度も増すような。






と、いいつつおいしいかき餅のおかきを食べています。
ばり、ぼり、ばり、ぼり。

人はずーっと深刻ではいられないのです。
いえー。




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