2004年10月04日(月) |
+++最後の夜3+++ |
事件があって、友だちに家まで送ってもらったときには
もう朝がやってきてた。
朝日はあびたくなかった。
おうちに帰って、パソコンを開く。
ただ、抜け殻だったの。
ぼーっと、椅子に座って、起動しているパソコンをじっとみてる。
悲しいくらいに、
それは、つい数時間前まで、
タツとアタシがくっついていたってこと。
胸が苦しくなって、
でも涙はでなくって、
まだ、静まりかえってる部屋の中、
パソコンの音だけが響いてた。
シャワーを浴びているとき、
しゃわーの水とは別に
涙が溢れ出てきた。
シャワーと混じって、
いっぱいいっぱいでてきた。
今までためてきた涙、
さっきまではまだ夢の中だと逃げていた。
でも、現実であることを受け止めなきゃいけなくって、
くやしいくらいにいっぱい泣いた。
もうそれぐらいしか覚えてないの。
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