けろよんの日記
DiaryINDEX|past|will
| 2012年09月02日(日) |
エリザベート 9月2日 ソワレ |
再演に行って参りました(^^)
2010年のは帝国劇場だけだったから 行けなかったんですね。
今回初めてBOX席に座りました。 右側の1列目です。 舞台の右端は切れてしまうんですが、 より舞台が近い感じでなかなかNICEです!
前回、おしゃべりに夢中だったお友達Tさんと。 今回は前回の教訓を生かして劇場隣のカフェでフツーに ランチを。30分前には退出して10分前には座席について ました。
石丸トート、瀬名エリザ、杜ゾフィー、今井マックス、 大野ルドルフ、ちびルドルフは坂口くん。ルキーニは高島さん
石丸トート&瀬名エリザ 優等生ペアって感じです。
瀬名エリザは歌も演技もルックスもそつなく及第点。 高音の音程もほぼ狂いなく、若干かすれ気味のところもないでは ないのですが、「だったかも?」位のレベル。 少女期の無邪気さも無理なく、後半の気品は言うまでもない。
ただし、独特の個性が見極めづらいという点で 辛口にならざるを得ないと思っていましたが、 途中でハタと気が付きました。
このエリザは「戦うエリザ」なのだと。 今までのエリザは自由な魂が窮屈な宮廷で苦しくて 苦しくて仕方がない故の本能的な反抗です。
瀬名エリゼは パパみたいになりたい とはいいますが、 これは「パパ」に対する憧れがそう言わせているのでは? と思わされます。憧れ>自由 という重み。
その気になればいくらでも宮廷のしきたりに 合わせられそうな知性と教養を備えているように 見受けられます。
が、「自由を抑圧される」という事実に対して、 義憤に燃え、自由を勝ち取ることに対して戦います。
自由になりたくて、 というよりは自由を束縛するものが許せない。 という感じ。
美しいのだけれども非常に中性的で、 「美しさ」というものも目的を達するための武器にしかすぎない、 閨房のことも単なる義務で、好きではなさそうです。 夫やこどもたちに対しての執着も薄そうです。
ニ幕目の 「私が踊る時」 自分の好きな音楽で自分の好きな人と自分のテンポで踊る と高らかに宣言する際のドヤ顔。 戦って自由を勝ち取った!そのことが誇らしくてたまりません。 最後の愛のテーマでも 生きて愛して戦った!の戦ったという部分にポイントがおかれ。
「私に!」で終わります。 あくまで、主体は�犹筺� トート閣下、黄泉の国でも苦労されそうです。
エリザベートの悲劇は、 自分を主張して、自由と、真の理解者ではないものの、 無尽蔵に近い権力と富を持つパトロン(夫)を得たものの、 放浪する以外に何もしたいことはなかった女性の悲劇なのかも しれないなー。と思いました。 戦う過程、そして戦って勝った、 このことはとてもうれしいけれど 戦が終われば手の中は空っぽ。というような。
石丸トート。
正統派の黄泉の帝王です。 「アスペクツオブラブ」の年上の女性に翻弄される青年や 「オペラ座の怪人」の貴公子のイメージが強すぎて、 ビジュアル的にもトート閣下はしっくりこないです。 どう考えてもフランツ・ヨーゼフ皇帝でしょう。
ですが、いい人そうだったのに実は腹黒。 っていう別の怖さがなくもないです。 お声とお歌は帝王です。 一定量の音と迫力でぐっときて、ここまでか。と 思った瞬間それ以上のド迫力でシャウトされます。 恐ろしい声です。
医者にばけてエリザを診察する際は、 腰を曲げて年より声です。 石丸幹二じゃないみたいー。 芸の細かいことです。 山口さんはいつも「エーリーザヴェイ」と聞こえるような発音ですが、 石丸さんは「エーリーザーベー」とさらっと唄ってはりますね。
石丸ヨーゼフ 本日はじめて気付いたのですが、バートイシュルのお見合いの時と 新婚のころでは鬘が違うようです。 一番初めは綺麗な金髪、次はもうすこし濃い金褐色。 だんだん色が濃くなっていってるのですね。 最初の金髪は髪も長く若く見えます。(爆)
今回は鈴木綜馬さんがいらっしゃらないことが残念で なりません。かの方の「夜のボート」が大好きだったので。 もう1人のヨーゼフは岡田浩輝さんですね。 またしてもアシュレーっぽい役だ。
杜ゾフィー ゾフィーという役は厳格ながら意外に人間味があふれる 役なんですが、今回のゾフィーは付け入る隙がない、 黒檀のような毅然としたゾフィーですねえ。 ちびルドちゃんとの絡みでちょぴっと孫に対する 憐れみのようなものが観られるのが人間的な部分かな。
今井マックス 今回は村井マックスはいません。 エリザベートの自由すぎるお父さんにしては、 厳格で威厳ありすぎっていうか。 冒頭の家庭教師との浮気シーンは逆に仕草の演技が リアルすぎてエロすぎです。こどもにはNGです。 2幕目の亡霊でコルフ島に上陸のシーンは、 親心のあふれたいい歌でした。 しかし、あの「パパみたいに」のリプライズは 音程をあえて外しているのがほんっと難しそう。
大野ルドルフ いまどきの若者ーって手足の長さ、細さですー。 革命の中にいても、騙されてないか? 大人に利用されてるだけじゃないか?と いう痛々しさ。
トート閣下と対峙するシーン「闇が広がる」は、 普通、ない腐女子心をそそられるケースが多いんですが、 石丸閣下とだとスポ根です。 武田真治のときの隠微さはかけらも感じません。 「民衆がこんなに苦しんでいるのにそれでいいのかっ?」 「我慢できません!」にサー!ってつけたしたいような。
トート閣下の狗なのに虫けらのようにうごめく トートダンサーズに翻弄されるときはちょっと萌えましたけど。(こほん)
ちびるどちゃん。 小さくて可愛かったです。 ぜったい清史郎くんより年下だよねー。って 言ってたら、同じ5年生でした。失礼しました。 小さい身体でガンバってました。
トートとのやりとりは、お部屋のセットもかわり、 小さな剣を振り回していたのが、ピストルに変わったこと、 トートにピストルをつきつけていたことが彼の最後を しっているだけに印象的でした。
書きだすとキリがないので本日はとりあえずこのへんで。 また2回目もあるしなー。
|