けろよんの日記
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2004年10月15日(金) 華いくさ

月初に夫が転勤しました。
引越を伴う移動じゃないのでそれはラッキーなんですが、
時節柄もありなんだかバタバタしているようで
夫の帰りが遅いのがユーウツです。
(夫=家事における貴重な戦力っていうか主力選手っていうか。)
 日付が変る前には帰ってくるんですが、ワタシには
午後10時とか過ぎちゃうともう午前様でも一緒です。

 ごはんもお風呂もテキトーになっちゃって。いけませんね。
ダラダラと過ごしてしまいます。
で、こういう毎日になるとどうなるか。というと
ほほほ。テレビのチャンネル権が移ってきたのです。
大体においてこなみ>夫>けろよんという力関係が出来上がっていたの
ですが夫はゴールデンタイムに帰ってこない。
更にこなみはどうやらドラマ好きである!ということが判明致しました。
ドラマだと「おねーさんみるの(おかあさんといっしょのビデオ)」
とは言わないのです。

前フリが長くなってしまいましたが見ました?
昨夜の「黒革の手帳」。何度もリメイクされた名作です。
といってもワタシの記憶にあるのは昼ドラの大谷直子版で
しかも子供の頃だったからよく覚えていません。小説も読んでいません。
山本陽子版が有名で、その後浅野ゆう子とかもやってるそうです。

何となくチャンネルを回すとやってたので見てましたが
いやあ面白かった。まさかこんなに見入ってしまうとは思わなかった〜。
全8回ということで展開が早いのも理由なんでしょうかね。
全体的に出演者が若すぎてどことなく軽い作りになってるんですが、
元々重たそうな話なんで却って気楽に見れる気がします。

元を綺麗にしすぎて地味な銀行員→銀座のホステスってのが
もひとつこう、へんしーんって感じにならなかったとか、
「あんな小娘ひねりつぶしてくれるわ」という台詞が軽くて迫力ないとか
そういうのもあるんですけど、結構いい感じでした米倉。意外。
 で脇。
美容整形外科医の小林念持と婦長兼愛人役の室井滋のからみが上手い。
上手すぎるわ。ホント。
20年来連れ添った馴合い、じとじと感がよーく出てる。
特に手術後のマッサージのシーンなんかもうほんと何ともいえない。
唸っちゃいましたわ。、、、芸達者やわぁ。
 対して釈由美子は関西弁が無茶苦茶下手とか、対米倉だと
両者共に学芸会風になっちゃうなんて軽さがあるんですけど
“女”の全てを武器にして男をコロコロ転がしてる風情、
したたかな表情なんかはよく出てました。
ここらへん新旧俳優人の演技力の差がばしっと出た感じです。
ま、比べちゃいけませんけど。

学芸会風とくさしたりしましたけど、でも面白かったです。この女の戦い。
米倉VS釈。下手なりにね。火花が散ってるのが見えるんですよ。
これ多分実生活を下敷きにおいて考えてるからだと思うのですが。
女優さんも銀座のホステスさんも
「戦ってこそ花、負けて落ちれば泥」ですもんねー。

で、局こそ違いますが流れで「大奥〜第一章〜」見ました。
松下春日VS高島お江。今回はお福さまが一方的にやられてるって感じでね。
御台所様のお綺麗さと意地悪さが印象に残りました。
「御宿かわせみ」のおるいさんとはまた違ったイメージで高島さん
頑張ってますね!もしかしたらおるいさんよりはまり役かもしれないな、、。
キーワードは「綺麗で高慢」テレビで垣間見るご本人は気取りのなさそうな
きさくそうな人ですけど、顔の造りが敵役向きなのかも。

いやあどっちも面白かった。女の戦い。
年齢を重ねたからとか、作りが軽いからとかそういう理由かな。
自分では到底でけんわと思ってるので一種のカタストロフィに
なるのかしらー。ま、もともときれいなおねーさんが沢山出てくる話は
媒体を限らず好きなのでした。はい。




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