Jacarandaの日記
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2004年08月03日(火) パラグアイのスーパーで大火災

8月1日、

パラグアイの首都アスンシオン郊外のスーパーマーケットで、

爆発を伴う火災がおこった。

アスンシオンと聞いて、以前、私が住んでいた街だということもあり、

そのニュースに耳を傾けた。

今日の夕刊で、死者なんと364人、負傷者が約520人に上った、

とあった。

悲惨だ。

どうして、こんな甚大な事態になったのか。。。

混乱に便乗した盗難を避けるために

店が出入り口を閉めた疑いがあるとのこと。

パラグアイは、開発途上国の一つだけれど、

そこそこ、物資も流通していて、特にアスンシオンなどは、

日本の普通の都市並みに近代化している。

現に、事件の起こった大型スーパーなんて、地下駐車場には、

立派な車が止まっているし、

報道では、日曜日の買い物客700人ほどがいてにぎわっていたという。

なのに、店主側は、

「 勘定を払っていない人は、外にでられません。 」

などと、出入り口を塞いでしまったという。

そんな大きなスーパーで買い物する裕福な階層の人々でさえ、

騒ぎに便乗して、品物を盗難するなどと思われているのだ。

そんなパラグアイの事情。

買い物をする一般の人々の意識もそうだけれど、

経営者の客に対する意識も、まだまだ低いのだなあ。。。

なんとなく、自分が関わった国だから余計、

パラグアイ人のその頃と余り変化していない精神に

暗澹としてしまった。

もちろん、気のいい正直な人たちもいるけれど。。。

私が赴任中に、いろいろこんなふうなパラグアイ人との人間関係で

傷ついたことを、ひさしぶりに思い出してしまった。

そんな心が寒くモヤモヤする事件。


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