2004年06月20日(日) |
喜びに溢れている方々へ・・(好事魔について) |
昨日から今日にかけて、 私の元には、 沢山の方からの喜びに満ち溢れた言葉が届いています。
私は、その方々の言葉を眼にして、 心からの涙に溢れ・・大きな喜びを胸に抱いております。
心から、感謝、申し上げます・・ 本当に、本当に、ありがとうございます。
みなさんは、 私とのこの縁を心から喜んで下さる・・ そして、 幾つものありがたいお言葉を送って下さる・・ けれど、 感謝、申し上げたいのは、この私なのです。
私は、みなさんから、 多くの事を学ばさせて頂いているのです。 多くの事を教えとして受け取らせて頂いているのです。
お礼を申し上げなくてはならないのは、この私です。 この場をお借りし、 みなさんに、心からの感謝の念を送ります。
本当に、本当にありがとうございます・・。 今の私は、 心からの喜びに溢れ、感動と感謝と嬉しさで、心が一杯です。
この喜びの中・・今日は、 最も、大切な事をみなさんに、お伝えしなければなりません。 これから、 お伝えする事を心の岩にしっかりと刻んで頂きたいのです。 子孫にも伝える事ができるように、心に残しておいて欲しいのです。
喜びに、「水をさす」お話となるかもしれません。 どうか、心からお聴き下さい・・
これまでお話した「魔」と呼ばれる存在の一つに、 「好事魔」と呼ばれるものがいます。
お釈迦様からの教えを説いた 仏教聖典の中にも、 この「好事魔」というものについて、書かれています。
『世に、好事魔多し・・・』
という言葉が、記されています。
この「好事魔」とは、何か? これは、 貴方が、善きことを行なおう、と誓いを立てたとき、 それを邪魔するかのように、必ず障りがくる・・という事。
決して、恐いことではありません。 今の貴方は、 そんなものには、負けませんし、負けるはずがありません。
魔の一つが、 貴方に、ちょっかいをかける、 魔と呼ばれるものの悪戯だと思って下さい。 これは、 六明師が言われる「邪魔やためし」の一つです。
ご祈祷をされている方々だけでなく、 全ての方に、共通のものです。
この「好事魔」がいるために、 悟りへの道は、大変に険しいのだと言われています。
全ての人は・・ 「善」ある行いをしたい、と誰もがそう思っています。 誰もが、 平和を愛し、幸せになりたい・・と心から願っています。 できることなら、 人の為に生き・・人から好かれ、感謝されるような人間・・ そのような人になりたい・・ 全ての人は、子供の頃から・・心からの願いを持っています。
哲学の世界で言う、性善説です。 生まれながらに、人は「善」を求める・・という説です。
けれど、 実際には、善きことを求め、それに邁進しようとすると 必ず、出はなをくじかれるような出来事に遭遇します。
そして、 人は、何度も何度も「善」を諦めてしまう・・ 誓いをたて、 それをまっとうするには、大変な努力がいる・・ それは、好事魔の仕業です。
六明師が言われる、魔による「ためし」です。
私にも、何度も訪れました。 それを知らなかった私は、 自分は弱い人間だと己をかなり責めました。 知ってからの私、今の私は、それをおもしろがっています。
今度のハードルは、どのくらいの高さか!?と。 オリンピックの選手並みに、自分の心の成長を確かめています。
どうか、 今だからこそ、身を引き締めて、これからの時をお過ごし下さい。 今が、一番大事な時なのです。
昔のことわざ 「用心に越した事無し」 「用心は勇気の大半なり」 この言葉の意味 「調子のいいときこそ、用心を忘れるな・・」
古人、古い時代に生きていた人は、 現代の人間に比べ、 学識を得る術も無かったはずなのに、 ことわざとして、残された言葉の中には、 幾つもの真理が、隠されています。
どうか、 喜びで、心が満たされている時ほど、浮かれすぎることなく、 足元をしっかり視て、地に足をつけた生活、 当たり前のことに専念できるように、時をお過ごし下さい。 勿論、 貴方の心の喜び、私の心の喜びは消えることはありません。
今を用心すれば、するほど、 この喜び、幸せは、静かな消えないものへと変化するのです。
今日の名古屋は、台風の影響で雨となっています。 この雨は、私にとって、 これまでに無いほどの恵みの雨、世を洗う為の雨となりました。
貴方に、心からの感謝を送ります。 本当に、本当にありがとうございました。 全ての人と幸せに・・ その一つの階段を今、前に進めた気がしてなりません。
全ての人と、共に、幸せになる・・ 私のこの願い・・いつでも、何時いかなる時でも、 決して、途切れる事はありません。
貴方の幸せを私の心が感じると、私は、本当に幸せになれるのです。 貴方にありがとう・・心を込めて。
−AYA−
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