あぷのピットガレージ
看板|左のガレージ|右のガレージ|相互リンク |郵便受け|
|
僕が勢いで買ったS-30型のフェアレディーZですが、最初はノーマルでした。 ま、かっこはいいのでアルミホイールだけ交換して乗ってたのですが。 これがまた、非常につまらないんです。 よく「現在でも通用するパフォーマンス」とか、 「遜色のないハンドリング」だとか雑誌などで見かけますよね。
嘘です。
アルトワークスに負ける加速、ヤワな足回り、止まらないブレーキ、ギシギシ軋むボディー・・・。 数え上げればキリがありません。 やはり自動車の進化は素晴らしく、旧車はやはり旧式な車でした。 かと言って、これはあくまでもノーマルでのお話。 チューニングカーとなると初めて、現在でも十分通用する訳です。
何故ゼットを選んだかと言うと、特にゼットが好きだった訳じゃなく、これが一番速くなる車だったんです。 スタイルで言えば箱スカの方が好きだったのですが、やはりセダンです。 機敏さに欠けるウォーム&ラックのステアリング、どうしてもグリップしないリアの足回り、 なにより非常に高価な車両価格。 で、箱スカはやめてゼットにしました。
エンジンは例のショップにお願いしまして、自分で出来る所はコツコツと始めました。 アンダーコートをめくり、錆びた鉄板を切った貼ったで修理し、外せる部品は全て外し、軽く軽く、 1キロでも軽く、です。
ここが旧車の良いところですね。 結果、僕のゼットはおおよそですが、850キロ前後にはなりましたね。 だいたいシビックくらいの重量ですか。 シビック、かなり速い車として認識されてますが、エンジンパワーは160〜170PSくらいでしたっけ。 僕のエンジンは、3100ccのメカチューンで、大体350PSくらいでしょうか。 パワーウェイトレシオはシビックで5.3kg./PS、僕のゼットで2.4kg./PSですね。 はい、倍以上のパワフルさなわけです。 メカチューンなので本気のターボにはかないませんが、大体400ccのバイクとヨーイドンで軽く勝てる位です。 もちろん軽量化と共に、ミッションのギヤ比、ファイナルレシオ、足回り、タイヤ、全てを加速重視です。 他は全て犠牲にしても、加速に賭けたセッティングにします。
で、いよいよ某築港のストリートゼロヨンにデビューです。 当時最速とされた黒いゼットがおりました。 いきなり声かけてくれました。うひゃー。 で、いきなり勝ってしまいました。どひゃー。
一気に注目の的になりました。 勝てそうな予感はあったのですが、いかんせん勝負なので、 ドライバーのミス等で負けるのは十分有り得る事です。 それをまぁ見事に勝ってしまったもんですから、僕が最速の車になってしまったんですねぇ。 気分は最高なのですが、プレッシャーも最高です。 速いからって偉そうにはしません。みんなと仲良くしないと、と言うプレッシャーが大きかったです。
で、今までの勝率ですが。 ターボは勝手にターボ同士やっててくれればいいので、 メカチューン全車と走りまして、10割です。 オーバーホール直前に、その差1メートルほどの危ない勝利もありましたが、とにかく負け知らずでした。
この秋から、今のゼットもかなり過激に仕上げる予定になってます。 ガレージも準備し、機材もどんどん揃ってきました。 来年の春には走り始めます。 15年前に仕上げた今は亡き先代ゼットを目標に、15年間蓄えたノウハウを活かすつもりです。
我こそは!と思ったそこのあなた。 いつでも挑戦待ってます。 是非一緒に走りましょう。
|