あぷのピットガレージ
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2003年08月17日(日) 戦歴

僕が勢いで買ったS-30型のフェアレディーZですが、最初はノーマルでした。
ま、かっこはいいのでアルミホイールだけ交換して乗ってたのですが。
これがまた、非常につまらないんです。
よく「現在でも通用するパフォーマンス」とか、
「遜色のないハンドリング」だとか雑誌などで見かけますよね。

嘘です。

アルトワークスに負ける加速、ヤワな足回り、止まらないブレーキ、ギシギシ軋むボディー・・・。
数え上げればキリがありません。
やはり自動車の進化は素晴らしく、旧車はやはり旧式な車でした。
かと言って、これはあくまでもノーマルでのお話。
チューニングカーとなると初めて、現在でも十分通用する訳です。

何故ゼットを選んだかと言うと、特にゼットが好きだった訳じゃなく、これが一番速くなる車だったんです。
スタイルで言えば箱スカの方が好きだったのですが、やはりセダンです。
機敏さに欠けるウォーム&ラックのステアリング、どうしてもグリップしないリアの足回り、
なにより非常に高価な車両価格。
で、箱スカはやめてゼットにしました。

エンジンは例のショップにお願いしまして、自分で出来る所はコツコツと始めました。
アンダーコートをめくり、錆びた鉄板を切った貼ったで修理し、外せる部品は全て外し、軽く軽く、
1キロでも軽く、です。

ここが旧車の良いところですね。
結果、僕のゼットはおおよそですが、850キロ前後にはなりましたね。
だいたいシビックくらいの重量ですか。
シビック、かなり速い車として認識されてますが、エンジンパワーは160〜170PSくらいでしたっけ。
僕のエンジンは、3100ccのメカチューンで、大体350PSくらいでしょうか。
パワーウェイトレシオはシビックで5.3kg./PS、僕のゼットで2.4kg./PSですね。
はい、倍以上のパワフルさなわけです。
メカチューンなので本気のターボにはかないませんが、大体400ccのバイクとヨーイドンで軽く勝てる位です。
もちろん軽量化と共に、ミッションのギヤ比、ファイナルレシオ、足回り、タイヤ、全てを加速重視です。
他は全て犠牲にしても、加速に賭けたセッティングにします。

で、いよいよ某築港のストリートゼロヨンにデビューです。
当時最速とされた黒いゼットがおりました。
いきなり声かけてくれました。うひゃー。
で、いきなり勝ってしまいました。どひゃー。

一気に注目の的になりました。
勝てそうな予感はあったのですが、いかんせん勝負なので、
ドライバーのミス等で負けるのは十分有り得る事です。
それをまぁ見事に勝ってしまったもんですから、僕が最速の車になってしまったんですねぇ。
気分は最高なのですが、プレッシャーも最高です。
速いからって偉そうにはしません。みんなと仲良くしないと、と言うプレッシャーが大きかったです。

で、今までの勝率ですが。
ターボは勝手にターボ同士やっててくれればいいので、
メカチューン全車と走りまして、10割です。
オーバーホール直前に、その差1メートルほどの危ない勝利もありましたが、とにかく負け知らずでした。

この秋から、今のゼットもかなり過激に仕上げる予定になってます。
ガレージも準備し、機材もどんどん揃ってきました。
来年の春には走り始めます。
15年前に仕上げた今は亡き先代ゼットを目標に、15年間蓄えたノウハウを活かすつもりです。

我こそは!と思ったそこのあなた。
いつでも挑戦待ってます。
是非一緒に走りましょう。


あぷりぃ |MAIL

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