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2004年10月14日(木) |
それにしても、熱燗が飲みたくなる(川上弘美『センセイの鞄』) |
川上弘美『センセイの鞄』読了。
こんな関係が、本当にあったらいいのにと、うらやましく思う。 しかしまた、本当にあったら、たいへんかもしれないとも思う。
人が、人として、なにか物理的なところを超えたところで、 通じ合っているという感覚。 通じ合うというより、感じ合うという方が近いか。
最終形として、「正式なおつきあい」をすることになっても、 男と女を意識するようになっても、 やはりそういったものを超えたところに、 二人の意識があるのだろうと思うのだ。
***** 読み終わったのは、本当はもう2週間くらい前なのだ。 小学校に、「初めての感動を大切に」が口癖の教師がいたが、 「新鮮な感動も大切に」と思う今日この頃。 読みたての勢いで書いてしまうのが、 なかなかに楽しいものだと、気づいたというのに。
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