ニッキ?

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2003年06月14日(土) 哀しさ

葬儀。
受け付けの係だったので 、開始時間にもまだ外にいた。
オルガンの前奏のころ、雨が降り出した。
大粒の雨が、テントの屋根をパタパタと叩く。
俺はここにいる、と言われているような気がした。

遅れて入った教会には、すすり泣きが充満していた。
なんだか傍観者のような自分。
牧師の説教、慰めの演奏、弔辞、親族挨拶、献花。
花を手向ければ、これでお別れだと、線を引いてしまう。
涙がとめどなくあふれてきた。

変な話だけれど、お葬式で泣いたのは初めてだと思う。
知らせから一週間。
この期間があったお陰で 、実感が湧いてきたのかも。
受け入れて、きちんとお別れできたのかもしれない、などと思った。


鳥乃 |MAILHomePage

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