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2005年05月21日(土)_
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ベロタクシー初体験

「第2回時空の路ヒルクライムin会津」に参加するために会津へ。このレースは去年始まったばかりで、おれにとって初レースだった。首都圏から遠いために参加者も少な目だが、そのこぢんまりとした手作り感あるレース運営がよかった。
前日の夜に準備を始め、なんだかんだで2時間しか寝ていない。遅くに寝た事もあるが、起床時間が5時半と早いのが大きい。会津は長野などと比べて遠いため、早めに出発する必要がある。
初レースではボトルを忘れるといった失敗をした。今回はそういったつまらない失敗で泣かないために、「レース持ち物リスト」をエクセルで作って活用した。おかげで忘れ物はなくなったが、プリントアウト後にも「これもリストに加える必要があるな」といった物がいくつか出てきた。そんな感じで、少しずつ充実していきそうだ。
午前7時に忍者麺が迎えに来てくれる約束だったが、彼は15分前にやって来た。すでに準備は整っていたので、7時前に出発する事ができた。朝の道路は空いていて走りやすく、移動時間を節約できていい。
東名から首都高、東北道と高速を走っていく。高速代だけで片道7450円もするが、2人で割るのでまだマシだ。今回は走り屋さんが用事があって同行できなくなり、当日の朝に合流することになった。走り屋さんは一人でこの値段を負担しなければならない。
去年は曇り空で、栃木辺りから雨がぱらついたりする天気だったが、今年は青空が広がり、気持ちのいい天気だ。今年も晴れ男が来ているといいな、なんて話しながら高速を快調に飛ばしていった。
予想以上にスムーズに移動でき、昼前には会津に着いてしまった。去年はえらく遠いイメージがあったが、今回はなんだか近く感じた。去年は出発が遅かったから到着も遅かった。
まずは去年と同じく喜多方へ。喜多方駅は工事中だった。町おこしの一環できれいに生まれ変わるのだろうか。目に付いたのが駅前に待機していたベロタクシー。喜多方にも進出したのか。
喜多方の町は、相変わらずの寂れっぷりだった。去年、あまりの寂れ具合にショックを受けたが、今年はさらに店が潰れていて、この町はどうなるのだろうかと心配になる。
古くからある歴史を感じさせる建物が建ち並んでいて、そういった貴重な風景はできるだけ残してもらいたいが、この人の少なさを見る限り難しそうだ。写真を撮りつつ、去年休みで食べることができなかった「坂内食堂」へ。
他のラーメン屋さんはぜんぜん人が入っていないのに、この店だけは行列ができていた。10分ほど並ぶ。ネギチャーシューメンを注文。ここは「肉そば」というどんぶりいっぱいに肉が浮いたラーメンが定番なのだが、それにピリ辛のネギを追加したラーメン。喜多方ラーメンはおいしい。
ラーメンを食べた後、喜多方の街を散策。懐かしい駄菓子やおもちゃを売っている店で小物を買ったついでにおじさんに話しかけてみた。なんと250年もの歴史があるという。醤油や味噌などを作っていて、蔵を改造した店なのだそうだ。そう言えば変わった造りだなぁと思っていた。
記念館や醤油などを販売する売店も隣にあり、立ち寄ってみた。最初は特に買うつもりはなかったが、味見した醤油がとてもいい味だったので醤油とだし醤油の卓上サイズを購入。この店で造っている完全オリジナル。
交差点の近くにある商店の前には、今年もしっかりとミニクレーンゲームが存在していた。一回10円。やはり忍者麺がチャレンジ。彼曰く「去年より力が上がっている」とか。おれには変わってないように見えたが…。相変わらず物をなでるだけのひ弱なアームだ。
2回目、紙を折りたたんだような物を直立させる。「次でいくでしょ」と3回目、紙をガッチリと掴む。そしてフラフラ揺れながら穴へと向かう。ついに成功したか!! と盛り上がる2人の前で、アームが開く。しかしゆらゆら揺れていたために、紙は穴のわずか横へと落ちた。大爆笑だった。このゲーム、絶対とれない。今回が唯一のチャンスだっただろう。
その後、まんじゅう屋さんで70円のまんじゅう(安い!!)を買う。おれはゴマを買い、忍者麺は他のを2つ買った。丹誠込めた手作りという感じがしておいしかった。忍者麺が買ったうちの1つは微妙だったようだけど。
ベロタクシーのベースステーションの前を通る。間近でベロタクシーを見学していたらドライバーの人が出てきて、色々とベロタクシーについて聞かせてもらった。そして話しの流れから「乗ってみますか?」と。
ベロタクシーに初めて乗る。それも乗客ではなく運転席に。電動アシストは自動で発動するという。恐る恐るペダルをこぎ出すと……いきなりものすごいアシストがかかり、ビックリした。後ろから突き飛ばされたような感じ。貴重な体験をさせてもらった。
喉が渇いたので、喜多方駅前の売店でソフトクリームを買って駅前のベンチで食べた。しかし逆に喉が渇いてしまい、さらに思ったより重たい。宿の夕飯を食べきれるか心配になる。駅の自販機でアクエリアスを買ったら楽天イーグルスのロゴが入っていた。
駐車場に戻ると、おばさんに声をかけられる。この駐車場を利用した人へのアンケートだった。どこでこの駐車場を知ったかとか、どこへ行ったか(どんな店へ行ったか)など。こういったデータはけっこう貴重だと思う。町おこしの役に立つことができればいいな。
出発時には満タンだったガソリンも、ここまでの長距離移動でスッカラカン。喜多方を出ると途中で給油した。そして会津本郷町を目指す。会津の繁華街はかなり栄えていて、どこの街にもあるような光景。信号多すぎ…。大型のスーパーなどもたくさんあり、近くの小さな商店などは厳しいだろう。
町役場にておれの受付。去年は町役場ではおじさん、大内宿では女子高生のスタッフだった。今年は町役場にも女子高生が。そしてかわいい…。レースのコースを走って大内宿へと向かう。
コースは1年ぶりだがけっこう覚えている。序盤は数キロ平坦。交差点を曲がって橋で少し上って、橋を下りて少し平坦。その後はジワジワと上り始める。土砂崩れの工事で一部狭くなっていた。集落を抜け、九十九折りが続く。キツイ勾配と緩やかな勾配が交互に現れる。後半の先まで見える部分は精神的にも肉体的にもきつそうだ。
大内宿の手前で忍者麺の受付。こちらにも女子高生スタッフが。そしてかわいい…。すぐに大内宿入り。今年は宿の場所を知っているのでスムーズに宿にたどり着いた。部屋は奥の部屋になった。
荷物を展開してリラックスした後、夕方の大内宿へ散歩に出かけた。相変わらず店が閉まるのが早い。大内宿は茅葺き屋根の建物が並ぶ光景がとても趣がある。しかし、ちょっと奥に近代的な建物を建設中だったりして、景観が崩れそうだ。
今年はなぜか本格的なカメラマンがたくさんいた。大内宿の写真コンテストでもあるのだろうか。下界まで車で出かけるのがかったるくなったので、明日のドリンクは近くの自販機で買う事にして、今日は宿でまったりすることにした。
夕食は相変わらずすごい量だった。山菜や魚など、地元の幸を活かした健康的な食事で、品数も量もかなり多い。さらに宿のおじさんの手打ちうどんまで出てきて、腹がパンク状態。最後は少し残してしまった。でも、去年よりは食べた。おいしい料理をたらふく食べて満足。
今年は温泉ではなく、宿の風呂で汗を流した。去年、夜にかなり冷え込んだので、厚着を用意した。今年もかなり冷え込んだがフリースなどのおかげで安眠することができた。睡眠時間が少なかったので、速攻で眠りにつく事ができた。
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