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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年05月04日(水)_
和田峠〜栃谷林道〜牧馬峠ラン


GW中に忍者麺と一緒に長距離を走ろうという話があったが、色々あって近場を走ることになった。メインは和田峠のTTで、その他にも栃谷林道や牧場峠など坂を取り入れた。

コースは大和〜R16〜八王子〜R20〜陣馬街道〜和田峠〜栃谷林道〜三ヶ木〜R413〜青野原〜牧馬峠(峠で引き返し)〜青野原〜宮ヶ瀬湖〜県道64号〜伊勢原〜R246〜厚木街道〜大和という感じの約130km。当初はもっと走る予定だったが、その場の状況に合わせて柔軟に変えていった。



朝9時過ぎ、思っていたより早く忍者麺が家に到着。おれは準備がまだ整っていなかったため、忍者麺を待たせてしまった。9時半過ぎに出発。今日は天気がよく、気持ちいい空が広がっている。

R467の市街地を抜ける。GWに入って1回走ったが、3日走らなかっただけでペダリングがぎこちなくなっていた。毎日ローラーができる環境があれば理想なんだけどなぁ。

R246に出ると裏道で県道へ抜けた。ここは中学生のときによく通っていた裏道で、すごく久しぶりに通った。これといって走りやすいわけでもないが、とても懐かしかった。



R16からは忍者麺に前を引いてもらう。休日の朝なのでまだ車が少ないR16を快調に走っていった。橋本のR129との交差点で直進レーンに来てしまったので、その先で裏道へ曲がった。

その裏道を走っているとき、ちょっと気が緩んでいたときに横風に煽られて、忍者麺の後輪におれの前輪がハスってしまい、そのままバランスを崩して左側へ転倒してしまった。

さほど速度が出ていなかったので大した衝撃ではなかったが、左肘に擦過傷、左ケツにも痛み。すぐ近くにコンビニがあるのでそこへ立ち寄った。なんとそこには救急道具一式が揃っていた。

しかし、救急セットではなくて単体で売られていたため、全部で2000円もかかってしまった。絆創膏では傷を覆えなかったため、ガーゼ、包帯、テープ、マキロン、そしてハサミを購入。金はかかったけど、これだけ揃っていたのには助かった。

コンビニの洗面所で傷口を洗い、コンビニの前で応急処置を行った。マキロンをかけるとヒリヒリ痛い!! ガーゼを適当な大きさに切り、傷口にあてて、包帯をグルグル巻いて最後はテープで固定。これだけまともな処置ができてしまうのがすごい。コンビニ万歳。



接触転倒の影響は体だけではなく、おれの前輪と忍者麺の後輪が振れてしまった。特におれの前輪はかなり振れている。走っていると少しフラフラする感覚。

ちょうど忍者麺がアンカーのロードを買ったショップが西八王子にあるというので、そこで振れとりをしてもらうことにした。御殿峠を越えて八王子へ。R20を西へ向かい、最後は忍者麺の知っている道でシマザキへ。

店のお兄さんが出てきて、手際よく忍者麺のロードの振れをとっていった。おれのはこの店で買ったものではないので有料となるが、この際お願いするしかない。

何やらおれのホイールは今回の接触で振れた以外に、センターが出ていなかったらしく、けっこう念入りに調整していた。これはかなりの工賃いきそうだなぁと思っていたら1000円だった。他のショップだったら4000円はいきそうな内容だったので、とても助かった。



シマザキはちょうどこれから走る予定だった陣馬街道沿いにあったので、時間はロスしたけど遠回りにはなっていなかったのでよかった。気を取り直して、和田峠へ向けて再出発。

陣馬街道は振れとりをしてもらっているときも救急車がよく通っていたが、走っていても救急車やパトカーがよく通り、サイレンがうるさかった。この辺りは事故が多いのだろうか。

川原宿交差点を過ぎると、市街地から一変してのどかな景色となる。道幅も狭くなってローカル感が強まる。しばらくは緩やかなアップダウンが続き、自然に囲まれていくいい景色を眺めながら快調に走っていった。

夕やけ小やけふれあいの里では、何やらイベントをやっていた。その先の落合橋を左折し、しばらく走ると和田峠TTの起点となるバス停に到着。外人さんとおじさんチャリダーがいたが、これからTTをやるような感じではなかった。



和田峠TTはちょうど1年くらい前に出した19分40秒がベストタイム。今回はこの1年でどれだけ成長したかを試すいい機会だ。冬のLSD、春先のヒルクライムを取り入れた走りと、それなりに準備はしてきた。

忍者麺は和田峠は初めて。MTB時代も含めて4回目のおれはコースを知っている分有利だが、忍者麺の方が速いのは経験上わかっている。なので2分後に出発してもらうことにして、まずはおれがスタート。

序盤の緩やかな区間で30km/hまで加速するが、勾配がきつくなってくると速度はどんどん落ちていく。前半のきつい勾配区間で早くもきつくなってきた。相変わらず和田峠はきつい坂だ。

HRは最大心拍数の90%以上の185前後。全力アタックだ。苦しい。辛い。しかし、全力を出さなければ意味がない。鼻の中の血管が切れたのか、鼻水をすすると血の味がした。でもグローブで拭いても赤くはなかった。

壁のような激坂をいくつか越え、平均勾配10%の和田峠を登っていく。今回はダンシングを多めに入れて走って行った。最後の折り返しを過ぎ、もう思うように動かない体でラストスパート。最後は最大心拍数の194まで追い込んでゴール。

タイムは18分40秒。1年前から1分もタイムアップ。今回は18分台が目標だったので、目標達成。おれがゴールして間もなく忍者麺も到着。2分差スタートなのにほぼ同時ゴールなので、彼は16分台後半だろう。やはり彼は早かった。



ゴール後は「死ぬ…」とか言ってベンチに座り込んで回復に努めていた。藤野側からなるしまジャージのローディがたくさん上ってきていた。皆息をまったく切らさず、涼しい顔で和田峠を通過して八王子側へ下って行った。藤野側だってけっこうきついのに、なるしま恐るべし…。

峠の茶屋にお金を落としてあげようと思い、ジュースを買うことに。忍者麺はコーラを買い、おれはそこに見えたアクエリアスを注文した。すると「アクエリアスはないよ、ポカリならあるよ」と峠のオババは言った。

奥のアイスボックスに見えたからアクエリアスを注文したのだが、めんどくさいから「じゃあポカリください」と注文。オババがアイスボックスの方へ歩いていく。一間置いて振り返り、「お茶だっけ?」とオババ。オババ、大丈夫か…?

「アクエリアスです」と言うと、オババの目の前にあったアクエリアスを持ってきてくれた。150円なり。よく見るとかなり汚い缶だ。もしやと思って缶の裏を見ると、賞味期限が2002年01年06日とある。おいおい、3年前かよ!!

「2002FIFAワールドカップ観戦先取りプレゼント実施中」とかいう、今では考えられないデザインの缶だった。なぜこんな古いのが普通に売られているのか。和田峠の茶屋の常識を知らなかったおれが悪かったということにしておこう…。ちなみに忍者麺のコーラも賞味期限が1年前だった。



和田峠を藤野側へ下る。こちらもけっこう勾配がきつく、ヘアピンカーブが続いて気を抜けない。カーブで上ってくる車と鉢合わせたときはヒヤッとした。カーブは常に車が来る事を前提に曲がる必要がある。

下りの途中、催し物が開かれていた。そこには鯉のぼりがかけられていて、数十の鯉のぼりが空を泳いでいた。明日はこどもの日。季節感があっていい。

しばらく快適な下りを楽しんだ後、陣馬山登山口の石碑がある分かれ道を曲がる。ここは栃谷林道の入口で、2003年の1月にネモッチと一緒に走りに来た道だ。

あのときは雪の降った2日後くらいで、路面が凍結していてこんな感じだった。とてもまともに走れる状態ではなく、下りで滑って転倒し、顎を切る怪我もした。あれはあれでおもしろい経験だったが、かなり大変だった。

約2年ぶりに走る林道。今回は雪など皆無で、全路面ドライだ。序盤は自然に囲まれた心地よい景色の中を走る。景色はいいが、勾配がすごい。10%以上の上りが続き、和田峠TT後の足にはきつい。

そういえば、前回来たときはネモッチが蛇行しまくっていた。日陰の区間では完全にアイスバーンで、ダンシングしないと上れない勾配だけどダンシングすると後輪がスリップして押すしかなかった。

その区間をダンシングで上っていった。10%の勾配がかなり長い距離続いたが、ひたすらダンシングで上っていけた。速度は速くないが、リラックスしてリズムよくダンシングできた。いい感じだ。忍者麺はずっとシッティングで上っていた。

折り返しを過ぎると勾配が緩くなり、林道のゲートにやってきた。ゲートを過ぎると車も通らなくなるので、2人で併走しておしゃべりしながら走って行った。

改めて走ってみると、この林道、なかなかいい。序盤の激坂がハードだが、景色がよく、後半は緩やかだしゲートで閉鎖しているのでグループで走りに来てもいいかも。



おしゃべりしているうちにピークを過ぎ、下りになった。下りだしてすぐ、展望が開けた場所にやってきた。ここは2年前も止まって眺めた場所だ。忍者麺は先にガンガン下ってしまったが、立ち止まって写真を撮った。

山々に囲まれているが、遠くに街が見える。全くの山の中とは違った、独特の良さがある風景だ。あそこでは人々が暮らしている。でもここは山の中で、別世界なのだ。

下りはけっこう路面が荒れていて、落石や砂利が多くて気を遣った。2年前は路面が全部凍っていて、氷の道が延々と続いていた。乗車は不可能で、MTBを押して下っていても滑って転げ落ちていったものだ。下りがどこまでも続く感じがした。そんな思い出の下りを下って行く。

最後は美女谷温泉の脇を通り、中央道の下をくぐり、JR中央線と併走し、R20に出る。ここは相模湖からの裏道の途中。そのまま裏道でR412へ。少し走ったところのコンビニで遅い昼食休憩をとった。



コンビニを出ると橋本方面へ走り、三ヶ木を右折して青山で右折。R413を進む。この区間はけっこう久しぶりに走る。思ったよりアップダウンが多く、ダルダル系。

青野原で県道518号へ曲がり、牧馬峠へ。牧馬峠の上りで忍者麺が「右足が痛い」と言った。太ももの前側が痛むという。峠まで上らずに引き返そうかと聞いたが、とりあえず峠までは上るというのでそのまま上っていった。

牧馬峠は距離も長くないので、じっくり上ればきつくない。頂上では幅の狭いポールが立っていて、車が通り抜けるのを困難にしている。うちらは自転車なので関係ないが。

峠で地図を見てこれからのルートを考え直していると、近くにいたおじさんが話しかけてきた。この辺りに天然記念物の珍しい蝶がいるとかで、話しているときに偶然その蝶が飛んでいるのを見た。

けっこう珍しいらしく、頻繁に来ていてもなかなかお目にかかれないと言っていた。そんな蝶をいきなり見ることができてラッキーだった。残念ながら乱獲していく人がいるらしく、数が少なくなってきているらしい。

時間も17時を過ぎ、だいぶ日が傾いてきた。当初の予定ではこの後さらに西へ走って林道を越える予定だったが、時間と忍者麺の足を考慮して牧馬峠を引き返すことに。



下りでは車やバイクの列の後ろについて下っていたが、一番前にやたら遅い車がいてブレーキをかけまくりだった。青野原まで戻ってくると、県道64号で宮ヶ瀬湖へ。

やまびこ大橋を渡る。湖面に沈みゆく太陽が映り、きれいな景色が広がっていた。宮ヶ瀬湖から伊勢原は下り基調。足の痛む忍者麺も下り+後ろで風も少ないという状況で、だいぶ足の負担を軽減できたようだった。R246まで下ってくると、ここで忍者麺と別れた。

かなり暗くなってきたので、ナイトランに備えてクリアレンズに交換しようとした。そしたらなんと間違えてブルーのミラーレンズを換えレンズとして持ってきていた。最近サガミで換えレンズを買ったので、同じプラスチックのケースが2つ並んでいて、間違えてしまった。朝、忍者麺を待たせていて焦っていたからか。



しょうがないのでブラックミラーレンズのままでR246を走って行く。街灯が絶え間なく続く道なので、なんとかこのままでも走っていける。しかし、視界が暗くて危険だ。次回からはクリアレンズであることをちゃんと確認してから持ってこようと思った。

厚木からはR246から外れて厚木街道を走っていった。R246は交通量が多くて車が皆飛ばしているので危険。厚木街道も交通量が多いが、そんなに飛ばしていないので少し気楽だ。

19:38に無事帰宅。今回のランはいきなり接触転倒で負傷し、和田峠の全力アタック、懐かしの激坂林道など、色々内容の濃いランだった。最近は日が長く、夏のように暑くなってきている。それでいて、風は乾いていて涼しい。ツーリングには最適な季節だ。


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/05/04
出発:9:38 帰宅:19:38
走行距離:129.8km
走行時間:6h 14m 05s
平均速度:21.0km/h
最高速度:60.9km/h
上昇距離:1850m
心拍数(平均/最高):140bpm/194bpm
平均ケイデンス:81rpm
温度(最低/平均/最高):19℃/23℃/33℃
積算距離:10090km(ロード)
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