後悔しない自分のために
もも



 ヤバイ、本当にヤバイ

出張三日目。
朝、Kさんの隣で目がさめる。仕事に出かけるまでは、まだ少し時間がある。
Kさんの寝顔を見ていたら、満たされない哀しい気持ちで。オットの寝顔を眺めている日常を思い出す。

不思議だなあ。
やっぱり、Kさんが、自分の横にこんな無防備にいることが不思議だ。
二人でいるときの、Kさんの笑顔は、会社の笑顔と全然違う。
やっぱり、やっぱり不思議だ。
何故Kさんは、ワタシと一緒にいるのだろう。

しばらくしたら、Kさんは、目をさまして、ぎゅぎゅっと抱きしめてくれた。
出張は今日でおしまい。
もうしばらく、一緒にいることもあないのだなあと思っていたら、
Kさんの方から、

もう一度抱いていいですか?
というので、うんと頷いた。

仕事なんてどうでもいいや〜
○○なんて、どうでもいいや〜
ってKさんが言うので、ワタシも心の底からほんとほんとって思った。

こんなのって・・・まるで高校生みたいだなあ

Kさんが言った。


といいながら、時間には起き、仕事へむかい、何事もないように、すごす。


今まで考えもしなかったけど、私たち、周りからみて、おかしくないだろうか?
ぶしつけすぎたり、逆に不自然すぎる態度をとっていないだろうか?
そんなことが気になりはじめた。



仕事中に、Kさんと会話したり、手を見るだけでドキドキする。
ヤバイ、本当にヤバイ。


2004年07月16日(金)
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