ぶらんこ
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2012年02月01日(水) いついついつまでも

この前、姪っ子が「ニルス」のおしまいの歌のことをつぶやいていて、それからあの歌がしょっちゅう頭の中で繰り返されている。
気が付いたら歌ってしまっている。


 ♪La la la la lala la la lalala lala lala la la lala la
  La la la la lala いい奴なんだ La la lala la lala
  いつもニルスと一緒なのさ La la lala lala la



このメロディはくせになる。あれから何度もこの歌を口ずさんでいる。この前は仕事中にもつい歌ってしまった。
気持ちが明るくなる良い歌だ。


 ♪約束したね いついついつまでも 友だち


最後のフレーズはちょびっと涙が出そうになる。いついついつまでも、というくだりが泣けてくる。
友だち。
友だち少ないからなぁ。。。



今日は犬と散歩していてふと「家なき子」の主題歌を思い出し、口ずさんでみたら鼻がツーンとしてきて慌てた。


 ♪さようなら いつだって 生きることは たたかいさ


あんな小さなレミが「生きることはたたかい」だなんて、、、なんて悲しい歌。
でも、なんで涙が出そうになったのだろね。
生きることは「たたかい」だなんて思いたくないんだけど。もしかしたらそうかもしれないときもあるけれど、いやもしかしなくても。


 ♪だから また 今日も さぁ 歩きはじめよう


「レミ、たたかいばかりじゃないよ、大丈夫だよ」と言ってあげたいなぁ。
そんなことを思いつつ、よっしゃ景気付けにエンディングテーマのほうを歌おう!と思いついた。


 ♪ずんずんずんずん 歩け ずんずんずんずん 歩け


思うにどのアニメーションもおしまいの歌のほうが活気があるような気がする(そうでもないかな?)
でね、この歌をずっと歌っていくと途中でレミと一緒に旅をした犬の声が入るわけ。


 ♪あぁ〜あ〜あ〜 おなかが空いた 休もうか〜


この「休もうか〜」の後に、犬(たぶんカピ)がうまい具合いに吠えるのだ。「うぉんうぉんうぉん!」



昔、こころさんを自転車の後ろに乗せて保育園へ連れて行き、そのまま職場へ向かった。
自転車に乗っているときには彼女とよく歌を歌ったのだが、そのときのレパートリーにこの「はらぺこマーチ」もしっかりと入っていた。
わたしが「休もうか〜」と歌うと、ちょうど良いタイミングで彼女が「わんわん、わん!」と啼いたものだ。
いつからか間の手のように、そこだけはしっかりと彼女のパートになった。
あの頃のわたしたちは、なかなか良いチームだったと思う。



自分は母親としては、どこか「冷めた」部分があって、それは熱が低いというかなんというか、
自分ではよくわからなかったが、他の母親たちと比べると違っているということだけは感じていた。
それは後々になって、ちょっとばかしの痛みとともに思い出されるのだけれど、いやいやどうして。
こんな風に一緒に大声で歌を歌ったりしたんだよなぁ・・・なんの躊躇いもなく、素直に、まっすぐな想いで。


なんてことを、しみじみ思ってしまった、散歩中に。



よしもとばなな著の「サウスポイント」を読んだせいかな、、とも思われた。いやきっとそうだ。
あの話の中に出て来る母親の「薄さ」みたいなのが自分と重なって、ちょっと悲しかったのだ。

でも、違ったかも。
他のお母さんたちとはてんで別の方向を向いてたかもしれないけれど、わたしはわたしなりにわたしのすべてを注いだのだ。


と、自分に言い聞かせながら、一緒に歩くブルースを撫でた。
肉がすっかり削げ落ちて骨ばっかりのブルース。もう13歳半になるブルース。



家族の歴史を感じるこの頃。
いついついつまでもー

なんだろね、歳かねぇ。。。






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