ぶらんこ
indexpastwill


2008年11月13日(木) まだ

その話題が出ると、つい避けようとしている自分に気付いた。

話したくない、聞きたくない。というのではなかった(つもり)だけれど、どうもぎこちない態度になってしまうのが、困るのだ。
で、無意識のうちにそれを悟られまいと振舞ってはいる(つもり)。
でも、相手は気付いているんだろうな、と思うと尚のこと、居心地が悪い。

それじゃ気の毒でしょ。
(あっちは)話したいのだから、それを気持ちよく聞いてやるくらいのデカイ心がなくっちゃ。。。


なんてことを、少しずつ(本当に、少しずつ)意識してきたのと、経験(回数?)と、時間とに助けられたのか?
最近になって、がむしゃらに目をつむることはなくなった。
むしろ、じっくりと観察してやろう、くらいの余裕さえ。。。???



 ・・・


「マミィはどうだった?」
随分前に、こころさんにあることを訊かれ、記憶の糸を辿ってみた。


が。。。思い出せない、、、

何よ、話せないの? と、こころが笑う。 まぁ話したい!ってわけでもないけど・・でも。。。

あれ?これはどういうことだ?
まさか忘れたなんてことはなかろう。思い出せ。思い出せる・・・筈。。。

と、色々いろいろ回想してみたのだが・・・本当に、思い出せなかった。ということに、我ながら・・・驚愕している。


「信じられない!!」
こころが呆れた顔で叫ぶ。「マミィらしいっちゃマミィらしいけど・・・そこまであっさりしてなくても・・・」


あれ???なんでーーー???
あっさりしているつもりはない。が・・・あれ???
いやはや、まったくもってワケわからん。
どう絞っても捩じっても何も出てこない。本当にすっかりと忘れ去られているみたい。



「まぁいい。そういう話、まだあなたとする気持ちないし」 そう言うと彼女は
「まだって、忘れてるんだからこの先も話せないでしょ!」 と、のたまった。


そらそっか。
ふ・・・ちょっと安心してしまった。






marcellino |mail