ぶらんこ
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母が来ていた。 しばらく滞在する予定でいた。 でも、今日、島へ帰った。 突然の訃報が入ったので。。。
昨夜、母と、死んだ兄貴の話をした。 父の話もした。闘病の頃から、亡くなるまでの話。。。 また、父の頃から親しくしていただき、兄がその生を終えるときにもまた懇意にしていただいた、神父さまの話。 そしてその神父さまが亡くなられたときのこと。。。
そんな話をした翌朝だった。 何かが知らせてくれたのかなぁ。。。と、思わずにはいられない。
ときどき、死んだ父や兄貴は、今どこにいるのだろう、と思う。
天国は、花園のようなところだと、幼い頃に教わった。 人(いのち)にはそれぞれ、部屋のようなものがあり、その人が良いことをすると、そこに美しい花が咲くのだと言う。 そしてその花は、悪いことをしたらしぼんでいまうのだと言う。 わたしはその話を、心から信じた。 いつも、ちょびっと悪いことをしてしまってる自分の部屋が、枯れた花でいっぱいなのではないか、と心配したものだ。 実のところ、今でもそのようなイメージがある。 その話が、きっと幼子に対する比喩なのだろう、と、感じていても。
大人になったわたしは今でも、自分の部屋が花でいっぱいだといいなぁ。。。と、思う。 色とりどりの、美しく、かぐわしい花たちで。
死んだひとはどこへ行くのだろう。 肉体は滅びる。 魂はその肉体を離れる。 では、心は???
わたしの心はどこへ行くのだろう。。。
そう思ったら、今、感じているこの心を、素直に、丁寧に、あらわしたい、と思った。 今、感じているこの心を、大事にしたい、と。
書きたい。 描きたい。
会いたい。 触れたい。
わたしの心。 わたしの身体。 わたしの魂。
わたし。。。
わたしは、花のように、優しく、はかなく、そして、凛としているといいなぁ。。。と、望みます。
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