ぶらんこ
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2004年11月27日(土)

母が来ていた。
しばらく滞在する予定でいた。
でも、今日、島へ帰った。
突然の訃報が入ったので。。。



昨夜、母と、死んだ兄貴の話をした。
父の話もした。闘病の頃から、亡くなるまでの話。。。
また、父の頃から親しくしていただき、兄がその生を終えるときにもまた懇意にしていただいた、神父さまの話。
そしてその神父さまが亡くなられたときのこと。。。

そんな話をした翌朝だった。
何かが知らせてくれたのかなぁ。。。と、思わずにはいられない。



ときどき、死んだ父や兄貴は、今どこにいるのだろう、と思う。

天国は、花園のようなところだと、幼い頃に教わった。
人(いのち)にはそれぞれ、部屋のようなものがあり、その人が良いことをすると、そこに美しい花が咲くのだと言う。
そしてその花は、悪いことをしたらしぼんでいまうのだと言う。
わたしはその話を、心から信じた。
いつも、ちょびっと悪いことをしてしまってる自分の部屋が、枯れた花でいっぱいなのではないか、と心配したものだ。
実のところ、今でもそのようなイメージがある。
その話が、きっと幼子に対する比喩なのだろう、と、感じていても。

大人になったわたしは今でも、自分の部屋が花でいっぱいだといいなぁ。。。と、思う。
色とりどりの、美しく、かぐわしい花たちで。




死んだひとはどこへ行くのだろう。
肉体は滅びる。
魂はその肉体を離れる。
では、心は???


わたしの心はどこへ行くのだろう。。。


そう思ったら、今、感じているこの心を、素直に、丁寧に、あらわしたい、と思った。
今、感じているこの心を、大事にしたい、と。

書きたい。
描きたい。

会いたい。
触れたい。


わたしの心。
わたしの身体。
わたしの魂。

わたし。。。

わたしは、花のように、優しく、はかなく、そして、凛としているといいなぁ。。。と、望みます。


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