ぶらんこ
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2004年09月24日(金) 海にかかる虹

朝から雨。
忘れ物を取りに引き返すと、東の空が朝日で光っていた。
雨はまだ降っている。
大きく、小さく。
強く、弱く。



視界が開け、海が拡がった。
海には霧のような雨が降っている。
雨は海を優しく包み込むよう。

と、そこから虹が生まれ出た。
七色の光の帯が、大きく弧をなし空にかかった。
なんという光景。
喜び。
祝福。
感謝。


・・・やがて、雨が強くなり、虹は静かに消えていった。


海は烈しい雨に打たれていた。
七色の光は、もう見えない。





 誠実なひとよ
 それでもわたしは
 あなたを信頼する
 わたしの心が
 雨に濡れても
 わたしは
 あなたの心を慕う
 静かに海にかかる
 見えない
 七色の光でありたい


marcellino |mail