ぶらんこ
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2004年09月18日(土) 三人称

「もえはねぇ・・・」
とてもかわいらしい女性なのだが、(自分のことを名前で呼ぶような年齢じゃないだろうに。。。)
そう思って、ついそのことを口にしたことがあった。
しかし、それを聞いていたこころが、今になってにやにやしながらこう言うのだ。
「マミィもそうじゃん。」


・・・言われてみればそうだった。
わたしはときどき自分のことを話すときに「まぁこは・・・」と言うことがある。
でもそれは、家族・友人に対して話してるときだけだ。
いや、違う。
正しくは、対・とっても親しい人たち(@島っちゅ)だ。(ということに、最近気付いた)
でもよく考えてみたら、島以外の友人や、或いは職場なんかでも、ふと気が緩んだときに、言ってしまうことがある。
素に戻ってしまってるのかもしれない。
つまり、標準語(?)で喋っている自分というのは、ちょっとした仮面をかぶった自分でもあるような気がする。
英語で話すときもそうなのかもしれない。英語だと必ず“I”と言う。



それにしても、なぜ自分のことを三人称(代名詞)で呼ぶのだろう?


たぶん、それはうちが大家族だったからなんじゃないかな、と思う。
忙しく動く母に、これを要求しているのは「まこ」だよ、ということを明らかにしなければならなかったのだ。
母はわたしの姿を見ていないだろうから(そんな暇はなかった)、
かつ、声だけでは誰が誰だかわからないだろうから(声は皆、酷似している)・・・etc.
ちょっと強引か?
なぜならそれが現在まで残ってる、ということの理由にはならんわけだし。
つまりは幼子の心理そのまんま、ということなんだろうなぁ。



三人称というのは、「わたし(=話し手)」でなく「あなた(=聞き手)」ではない別の人(或いは物)だ。
自分のことを「名前」で呼ぶということは、「誰か(第三者)」がこうだよ、と、いわば離れた視点で言うことだ。
「自分」なのだけれど、それを口にするときにはほんの少し、自分ではないような感覚を伴うような気もする。
なのに同時に「わたし」を強く示しているのだから、不思議だ。。。
結局は自己主張が強い、ということなのだろう。


やっぱり「幼い」ってことなんだな。。。



「でさ、○○ねぇちゃんもそうなんだよね!」
こころにそう指摘され、ん?と思った瞬間、大笑いしてしまった。(○○ねぇちゃんというのは、わたしの姉のこと)
いやはや、よく見てる(聞いてる)モンだ。



「しかも、それが38歳と41歳の会話なんだよ!」

・・・余計なお世話です。


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