ただ聴いて欲しいと思う。初めて、思う。自分のことを、こんなにも聴いて欲しい。理解なんていらない。誰への否定も、何かへの肯定も、要らない。ただ聴くしかできないけれど、と皆は云う。けれどただ静かに、嗚咽交じりのこの声を聴いて貰うのがどんなに、あたしの救いになるのか知らないでしょう?アナタが時折くれる静かな相槌が戸惑い交じりの明るいメールがあたしを優しく呼ぶ声が何よりあたしを救ってくれる。