* Droppingwell *

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2006年01月12日(木) ハレのコンサート

ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤー・コンサート。
世の中に“ウィーン”と名の付く楽団は273個くらいあるのではないかと想像するのだけれど、ウィーン・リング・アンサンブルというのはコンサートマスターのライナー・キュッヒル氏をはじめ全員ウィーン・フィルのメンバーということで、お客さんはたくさん集まります。
今日は舞台後ろの席。ここ、一度座ってみたかった でもさすがに音響はさすがのサントリーホールでもあまり良くなかった。安い席はやっぱりそれなりです…。
演目はもちろんワルツやポルカの嵐。初めはアンサンブルがなじんでいないようでそれぞれの楽器がばらばらに聞こえたけれど、3曲目からはみごとに調和し、音楽が歌いだし、会場全体が楽しげな空気に包まれた。ただ「モーツァルト党」だけは聴くに堪えない悲惨さがあった。ふつうにモーツァルトの曲を演ったほうがいいのに。
アンコールで「美しき青きドナウ」が始まると、拍手が起きる。わ、楽友協会のマネ? こういう決まりになっているの?? でもこの曲はみんな期待しているし、もちろん嬉しい。もしやラストは本当にラデツキー・マーチで締めくくるのかと心配していると、そのとおりだった。手拍子しました、強弱つけて。恥ずかしいながらもなんか楽しかった。ずっと好きじゃなかったこの曲も、今日で克服できた。リラックスした良い演奏会だった。


かほ |MAIL