2004年09月01日(水) ヒトコトメールと読書感想
下にヒトコトメールなどつけてみました。
何故、つけたかって……。
|д゚)ヒトノ日記デ「Web拍手」トカコレトカ、ヨク採用サレテイテ、ナンダカウラヤマシクナッタナンテナイショダヨ……。
いやね。前からね、つけてみたかったのよ、一言メールって!
作品につけてもいいんだが。とりあえずここにつけてみた。
必要があるのかどうかはわからん。
とりあえず、私はたぶんヒトコトメールを利用した経験が数回しかない。(;´Д`)
しかしネタがないな……これ以外に……。
そうそう、読書をしました。キーリではないです。先週一日だか二日だかで速読してしまった小説です。実を言うと、最近帰りの電車でくたばっているので、キーリは第二章半ばで止まっています。あと、しおりをなくしたので、時間が少ない時は読む気が起きない。別に他の文庫本からしおりを引っ張ってくればいいのだが……一冊に一つある方がいいじゃんか……ヽ(`Д´)ノ
私はDさんにつまっています。
ヴィクトリア朝をモデルにした(らしいが、ほとんど参考文献を読んでいないので微妙である)あの世界……書けないのは、あの世界のせいじゃなくて!?
と、思って。
ヴィクトリア朝を舞台にした小説に手を出したのです!
ヴィクトリア朝を! 文字で感じさせて! と思って!
私の目に止まったのは。
コバルト文庫「伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党」
というわけで、以下、この本の感想です。
反転しておきます。見たい方だけ、読め。途中でブラウザを閉じたくなっても私は責任持ちません。
前述しましたが。
私はヴィクトリア朝を求めていた。
しかし。この本でヴィクトリア朝の描写なんて……。
皆無といってもいい。と、思った位だ。いや、もうちょっとはあったと思うんだが……。
つまり何かというと、ヴィクトリア朝である必然性が全く見受けられない! 読者に馴染みのないはずのヴィクトリア朝を書いているくせに、現代でも通用しそうなほど描写がないのである!
ヴィクトリア朝を求めていた俺に金を返せと言いたくなるぐらいの詐欺っぷりである(言いすぎだ)。
いきなり説明もなく出てくる「クリノリン」。おいおい、俺だからこの言葉の意味が解るんだぜ。これでも大学時代に県立図書館に怒られるほど延滞しながらヴィクトリア朝ぽい文献を借りていた私だからな!(←しかし半分以上読まなかった)
クリノリンの説明は、一度もありませんでした。とほー。スカートの中に入れてスカートを膨らませているアレなのだがな。ヴィクトリア朝の中期だったかなんだったか忘れたが、前は膨らませず、後ろだけ膨らませた服飾なのです。型というのか。……そんなん、ヴィクトリア朝しらねえ奴がわかるか! ちなみに妖精なんて私の知識にあるか! ブラウニーと、名詞だけで表されても、どんな外観だかわかんねえんだよ!
ともかく、この本、ファンタジーのくせに描写がない。描写がない見本にしたいぐらいに描写がない。私に言われたくはないだろう、私も描写がないんだからな。だが、これは、商業誌だ!
あと、伯爵だから期待していたんですよ、貴族の営み! こ、これも……ウワァァンヽ(`Д´)ノ という感じで……つまりまぁ私の期待には全く添えていなかったわけですが。不安に思ったのは、この作者、本当に私よりも文献を読んでいるのか……私は十冊も読んでいないぞ……。
話の流れも不思議なものだった……。何でこいつが死ぬのかわからん、みたいな。感動も何もなかった……。描写がないせいだろうなぁ。さらさらと流れていってしまって、読者まで流されて気づけばよくわからないまま終わっている。そんな小説でした。金返せ、ウワァァンヽ(`Д´)ノ というのが、本音の感想です。
つまり、私は勉強するはずだったのに、ただ立腹するだけで終わってしまったという! にもかかわらず、相変わらずDさんは書けないよ!・゚・(ノД`)・゚・
いや、まぁね……最初から、ディケンズに手を出せばよかったんでしょうけどね……(ディケンズ、確か、大学一年ぐらいに電車の中で読もうと買って、挫折しているので手を出しにくい)
――と、まぁ、そんなわけです。
ちなみに、絵の方はといいますと。
伯爵とやらを黒髪にしたらDさんイメージになるなぁとか思いながら。いや、性格は全く違ったんですが。伯爵の性格は……いやまぁいいんだけどさ、これは。
まぁこんな感じの本でした。
なぜ、勧めるわけでもないのに、こんなに熱く語っているのか。_| ̄|○