癌という罰 - 2004年07月23日(金) 彼と夜の公園へ行った 近所の公園だけど 私はここが大好き 春は桜が本当に綺麗で ここに来ると 不思議と気分が落ち着く 元夫との事で絶望していた時 ここで泣いた 彼にまだ片思いをしていた頃 彼を想ってここで泣いた そんなことを思い出していた 二年前 私は彼のことを好きになった 好きで 好きでどうしようもなかった でも いくら好きになってもきっと辛い思いをするだろう・・ 子供達のことを考えても とても恋愛は無理だと思った それなのに 彼に会う度に気持ちがどんどん大きくなっていった もう 二度と電話はしない 今ならまだ引き帰せる そう何度も思った 諦めなくちゃいけない 何度も 何度も思った でもやっぱりどうしても諦めることができなかった 会いたくて 会いたくて 声が聞きたくて そう思うと 今度は涙が溢れて 止まらない・・・ そして彼と結ばれたとき 私はもうどうにも引き帰すことは出来なくなっていた この先どんな辛い思いをしてもいい すべてを失っても 彼と過ごせる時間がたとえ数ヶ月でも それでもいいと思った あとでどんな罰を受けてもいい・・ そう思った 最初に胸にしこりを見つけたとき 不思議に癌かもしれないって思った そして検査の結果がでて告知された時 やっぱりなって思った 私は彼と付き合う事で 母親として子供に対してどうしても罪悪感があった 付き合ってからもしばらくは 別れなくちゃいけない もうやめなくちゃいけないって そんな事ばかり考えていたように思う だから癌を告知された時 ショックだったけど 心のどこかで 少し肩の荷がおりた様な気さえした 病気になったことで 私のしてきたことがなんだか許されるような気がした 癌になったことで苦しむことが償いの様な気がした それでもやっぱり彼への気持ちは変わらない 想いはつのるばかり・・・ -
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