SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2004年04月26日(月) よねちゃん

夜を無くした賑やかな人々が、夜を探しに集まる街。
泣き出しそうな空。

楽器屋の前。
帽子姿の男前のあんちゃん。

外資系セルフサービスのコーヒーショップ。
互いが目指している音楽の話。
歌ものROCKとは?ボーカルとは?
響きあう感性。

忘れられた街の一角の、寂れたスタジオ。
かき鳴らすギター。
彼が作ったと言うオリジナル曲。
未完成、荒削り。でも、悪くない。

「何か歌ってみて」と言われる。
散々照れたが、覚悟してアカペラで歌ってみる。
「・・・いいですねぇ〜」
・・・いいんですか!?(爆)

別れ際の優しい雨。
いやに静かな地下鉄の駅前。
とりあえずの握手。


そんなことを除けば、
今日もまたあたり前のありふれた一日だった。

でも、新しい何かが始まる瞬間なんて、
こんなものかもしれない。

そしてこの日が
『Sayten』と言う名のバンドの誕生の瞬間だった。


〇 ベイ・ブリッジ・セレナーデ / 浜田 省吾


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