大学院生のふり。 最近、ちょっと砂がかったテレビをよく観ています。名前は「放送大学」。 湿っぽいニュースとか途中からじゃ入れないドラマとかを観る代わりに流してみると、案外面白い。そして「ふーん」とか思いながら最後のテロップを確認すると、「大学院」なんてあったりすると、「おおー」なんて。
今日はジェンダーについて。 もともと、漢民族についてが専門だった国立(今は違うのだっけか)の教授が今日から3回にわたって講義するのだけど、その冒頭がなかなかどうして。
「何を目的とした話なのか見失わないように、最初に私の自己紹介をします」
…むむ?お気遣いありがとう。でも、それって役に立つの?そうは思ったけれど自己紹介を聞くのもなかなか一興。そして名前以外のことしか黒板を使わない先生の自己紹介、初めてでございました。でも 「フィールドワークで最も多く行くのは台湾ですね。シンガポールも、よく行きます」 「幼いときにアメリカで過ごし」 「家庭を持ってからも家族とアメリカで生活しました」 とか、ガイダンスじゃないし。でも 「そうしてフィールドワークをしているうちに「文化によって人権問題が起こるんだな」と感じたわけです」 とまで行ってしまうと、教授の自己紹介じゃなくて、就職の「自己紹介をしてください」のような気になってくるものです。そりゃ、趣味とか知りたい訳じゃないけどさぁ…。しかし「女性だから好きな名前を付けられない」そんな世界問題、ちょっと興味が湧く。
しかし一期一会の放送大学、次の講義は、やっぱ土曜でいいのかな。
「歪プロ(ガリプロの如く略すな)」の読書会、課題図書にようやく手を伸ばす。感想はその場で。
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