走ったら谷底へ〜走・ら・谷〜
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2004年12月05日(日) ぐるぐるまわるはしら谷

「野ブタ。をプロデュース」が読みたい。
読めばいいじゃんってのはわかっているのだけど、なんとなく「文藝」って雑誌で読んでおきたいわけです。まぁ、安上がりだから?どうせならナオコーラも飲んでおきたかったから?しかし、なかなかもう売ってないわけで。

今日行った紀伊国屋も、独り立ちした野ブタはあっても、寮生活する野ブタはもういなかった。

さて。
なぜ私が紀伊国屋か。行き先が「書店」それだけで都内まで赴く理由、挙げたらたった一つ。サイン会です。
別に誰彼かまわず「一筆お願いしたい」と馳せ参じる訳じゃない。今日はよっしゅう。よっしゅう。私の中の流行語大賞。「よっしゅう」。盾は伊坂幸太郎に差し上げなければなるまい。

というわけでよっしゅう先生サイン会@紀伊國屋書店・新宿南店。
どういう因果かサインを求める衆は皆階段に隠されてしまっていたので、私がサイン会会場に来たときには誰もいない。
「まさか、そんなに人気がないの?」ビビりながらも、1番札を取る勇気もないので、かに座AB型のお隣、双子座AB型様オススメの双子座AB型が書いた本、「歌舞伎町のミッドナイト・フットボール」を購入。ちなみにかに座AB型は、私。

歌舞伎町って、初めて来たときは歌舞伎町の気持ちで入ってかなかったんだよね。とまぁ、「あたしはなんでも知っている」みたいな言葉を用いてしまったけれど、実際、コマの隣で500人単位での飲み会に参加したり、見知ってる人と夕飯食べたとか、昼間に映画観に行ったくらいなのだけど。

一人で駆け抜けたことはあるけれど(ヤバいことでも、罰ゲームでもないわよ)。

そんなタイトルの本だから、なんとなく新宿で買いたいと思っていたわけ。たまたま新宿行く機会があったわけだし。

この本は、いろいろなところに書いたエッセイをまとめたもの、なのだけど、そう十把一絡げな言い方をしていいものか、悩みます。ベストアルバムでミュージカルを仕立て上げた感じかなぁ(なんちゅう例えだ)。
とにかく文章が上手い。「何かを知りたい」「おもしろ体験を感じたい」、そんなんじゃなくて、「この人の文章で遊ばれたい」そう思わせるエッセイ。
そういえば私、昨日かおとといに、この人のコラム読んで大爆笑したんだった。「なんかこの名前聞いたことあるな?」とか、思ったかも忘れています。
CDは株券ではない

ただねえ、なんか思うのは、最近流行りの血液型番組でよく「AB型=天才型」とか「AB型=二重人格」とかそんなくくりが多いわけですよ。まぁそれは認めるんだけど。

しかし、この人の本を読み始めてまた一つの確信を持つ。
「AB型=ハイテンション」。
厭になってきましたよ、実際。そりゃ世界中の皆様がそうだとは言いません。しかしかなりの確率だと思うわけです。
しかし、そんなABが大好きです。自分で。
ちなみに、今、AB型の人を好きになっているかもしれません。「好きな人=ボクシングで言うところのチャンピオン」ならば、その双子座AB型ボーイはさしずめ「同級1位か2位(2位ならば1位は空位)」くらいの感覚。そりゃあ高校生くらいまで、ボクシングで同じ級にチャンピオンと1位が同時に存在するのが納得いかなかったんだもの。その感じ(どの感じ?)。

思わぬ暴露になってしまいました。菊地のせいです。おんなじ双子座、AB型。なんでそこまでこだわるかって?そりゃ、著者略歴に書いてあるんだもの。

まだ読み終わってないので感想は終わってから。

で、サイン会。
前回のように待ったわけでもなく、あっという間に番が回ってきて、サインもらって握手してもらうのを忘れたので、ちょっとしょげています。
しかし並んでる層を見ると、圧倒的に男性。本屋で「今日やってますよ」てな感じで並んだお客さんではないのがわかったのは私の前に並ぶ男性2人組。男性2人組で行動する、という図がなかなか見受けられないような気がしたのは、私だけでしょうか。それとも先週、夢と魔法の愛の国をかいま見たからでしょうか。ちなみに、私は本日、ソロ活動でしたが。

ティアドロップのサングラスかけて電車で「まんがくらぶ」を読む殿方を発見。おしゃれだ。平成のトレンディ。ちなみに読んでいたのはむんこの「まい・ほーむ」。
いいぞ、むんこ。


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hasiratani [MAIL]

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