死について一人延々と考える。自殺しようと決心する。 けど出来ない。僕はチキンだからすぐビビってしまう。 鈍る決意。やっぱり今度にしよう。結局は妥協する。その繰り返し。
なにが足りないのか? 勇気が足りない。絶望の深さが足りない。死への執着が足りない。 僕の苦しみなんて所詮は上っ面だけのものなのか? だからこうやって生き続けてしまうのか?
イヤイヤそれは違う。なぜ僕は自分で死ぬことを選べないのか? 足りないからだ。仲間が。 一人では解決困難なことも、2人、3人いれば話は違ってくる。
自殺事案における、ここ最近の動向は、自殺が既に一人で行うものではないことを示唆している。仲間を集め、お互い励ましあい、慰めあいながら、皆仲良く死ぬ。 それが一人では死ねない臆病者たちが考え出した解決案なのだ。
みんなで死ねば怖くない。
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