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きゅーきゅー - 2004年07月03日(土) 今日は幼稚園の仲良しちゃんと、 夏休みに行くキャンプの準備のお買い物に行った。 幼稚園の年長全体で行くサマーキャンプとは別に、 希望者だけが行くキャンプの方のお買い物。 こっちは私服参加なので、 荷物を入れるバッグやリュックも指定のものがない。 アウトドアに縁がない我が家では リュックなんて買ってあげたことがないので、 この機会に買い揃えることにした。 で、一緒に参加する仲良しちゃんとお買い物なのだ♪ おーちゃんの仲良しちゃんのママ、 実は私の同級生なのだ。 同じクラスになったことはないが、小中と同じ学校に通っていた顔見知りだ。 まったくの偶然なんだけど、 去年年中組のときに子供たちが同じクラスになった。 それまで近くに住んでること自体知らなかったのだが、 時を越えてわが子同士が仲良しになり、 私たち自身も仲良しになった。 地元に帰って来て子育てしてると、こういう面白さがあるよね。 先週おたふくでお遊びが延期になったので、 プライベートで会うのは久しぶりの二人。 一緒に行動するだけでうれしいのに、 サンリオのギフトゲートなんかに行っちまったもんだから もう制御不能状態に。 私のゲンコは火を噴きっぱなしだ。 女の子の一人っ子のママな私だけど、 「泣くなー!歯を食いしばれ!!!」系のスパルタ母なので。 挨拶と人に迷惑がかかることには厳しくする方針でいる。 うれしくてハメはずすのと、 他人に迷惑をかけるのは別の話だもんね。 でも、それでもうれしいおーちゃんでした。 仲良しちゃんとおそろいの、シナモンのリュックを買って 一緒にランチして、とても楽しかった様子。 よかった、よかった。 帰って来て、午後ちょっとだけバヨの練習。 先日のレッスンの復習まではよかったのだが、 やはりA線の一番を押さえて弾くのはまだ難しそう。 きゅーきゅー言い始めた。 バヨじゃなくて、おーちゃんが。 おーちゃんの「きゅーきゅー」は、 泣きたい、でも我慢しよう、でも思い通りに行かない、かなしい、 って時に出る嗚咽のような音(声?うん、声だな)。 なんとなく体もそわそわしながらきゅーきゅー。 トイレ行きたいの?と聞いても顔を横にぷるぷる。 どうしたの?と聞くとだんまり。 じゃ、もう一回やってみようか、というと バヨ弾きながらきゅーきゅー言う。 どうやら明確なイメージは出来上がってるようなんだが、 体の細部が思うように動かないらしい。 思い通りに行かなくて、かなしくてきゅーきゅーなんだ。 ねぇおーちゃん、新しく始めたことが、 そんなに急に上手にできるわけないじゃん。 バヨ、はじめてまだ1ヶ月なんだよ。 ママはね、始めて1ヶ月で弦を押さえて弾くなんて課題を 与えられるとは思ってなくて、びっくりしてるんだよ。 それは、おーちゃんが毎日少しずつでも がんばって練習している成果なんだ。 もっと自信を持っていいんだよ。 すぐに先生みたいに上手に弾けるようになるわけじゃない。 ちょっとずつ、ゆっくりでいいの。 少しずつでもこつこつがんばってれば、 ある日きっとあれ??ってくらい上手になってるよ。 こんな感じのことを言ったかな。 おーちゃんは、わんわん泣いた。 私の言葉ひとつひとつにコクンコクンうなずきながら、 大きな目からぽろぽろ涙をながして わんわん泣いてた。 知らず知らずのうちに、私はこの子にプレッシャーを与えていたのかな。 上手に弾かなきゃだめなんだって 思わせてしまっていたのかな。 バヨを練習するようになってから、 「練習が終わったらね、弓と弦はこのハンカチで、 バヨの体はこっちのハンカチで拭いてあげるんだよ。 今日もありがとう、って言いながらね。」 と教えていた。 おーちゃんは「わかった。」と言って、 本当に毎日・毎回、「弓ちゃん、お疲れ様。おーばよちゃん、ありがとね。」 といいながら、せっせと磨いてケースにしまっている。 それを何日か見ていたら、あまりの素直さにきゅんと胸が詰まった。 でも、1ヶ月もたつと、私のほうはその胸きゅんを忘れてしまっていたのかもしれない。 おーちゃんは相変わらずの姿勢なのに。 そういうおーちゃんのけなげな部分を見ずに、 習ったことを忘れないようにとか、 出された宿題を完璧にとか、そんなことで頭がいっぱいだったのかな。 これは厳しいのとは違う。 もっとわが子の内側を見なきゃだめだ。 何でも基本を身につけるときは苦しい。 この苦しみを乗り越えると、音楽も「音」を「楽しむ」ことができるのだろうが。 でも。別に音大に行かせたいと思っているわけでもないんじゃん。 もうちょっと力を抜こう。 ああ、反省ばかりの毎日。 ...
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