言葉綴り

2005年01月16日(日) あの夏の日に

あの夏の日に帰りたい

照りつける夏の陽射の中

期待と不安を抱きながら

貴方の声を聞いた

居場所が何処にもなくて

自分の行く途の見えなかった私に

明るく笑いかけてくれた

あの昼下がり時間

過去の私だったら

知らない貴方と話したいなんて

思うことはなかった

理由などなかっただけ

もう恋していた夏の日

何故?

淋しかったから?

誰かと無性に話したかったから?

いいえ違う…

貴方だから話たかっただけ

あの夏の日だから

見ているもの

感じているもの

同じではないことに

痛みを感じている

その痛みに潰されそうになるけれど

あの夏の日がある限り

私の心の奥底に痛みを沈めるだけ

できることなば

あの夏の日に帰りたい…



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朱夏

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