スイス日記
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2004年11月14日(日) 自分探しの旅

ネットを開けば、
さああなたも自分に合った仕事を見つけて転職しよう!っていう広告がいっぱい。
仕事をしている女性向けのHPでは転職して成功したとかっていう女の人が毎週のようにでてくる。

自分に向いてること
自分のやりたいこと
自分には生きている価値があるのか
自分の居場所はどこか

こんなこと考えても答えは見つからない。と私は思う。
でも、エヴァンゲリオンに刺激されていろいろ考えてしまったのでした。(ああー悲しい週末。)

私は小学生の時に漠然とああいうのいいな〜と思っていた仕事に今就いている。
こういうのを夢を叶えたというのかもしれない。
でも、はっきりいって、仕事で肯定感が得られるかと問われれば、答えはNOである。
10年前は楽しかった。この仕事が好きで、仕事をしているだけでうきうきしていた。
でも、好きな仕事でも10年もすれば飽きる。それが人間である。
で、すごーい競争社会である。どんどんどんどん脱落する人がいる世界である。
いっつもあっぷあっぷしながら、脱落するちょっと手前ぐらいで踏み止まっているような状況。
いっつも自分がこれだけできるだろうと思っていることの7、8割しかできない。
それでも、まだ仕事を続けていられるので、ぎりぎり合格点なんだろう。
でも、誰がほめてくれるわけでも、誰がすごいといってくれるわけでもなく、続けていられるのだから、それだけの能力はあることにしようと自分に言い聞かせる毎日である。

はっきりいって、向いてるのか?ときかれてもわからない。
自分の本当の居場所はもっと別のところにあるのかもしれないし、もっと向いてる仕事があるのかもしれない。
自分に価値があるのかというのもよくわからない。

でも、反対に例えば、よく日本人のオヤジに多い、
この仕事はぜーんぶ俺の力一つでやったぜ!!
と、本当に自分で信じているような人になるよりは、
わからないって言ってる自分の方がいい気がする。

30うんねん生きて、仕事10年やっても、この程度である。
でも、私には確固たるこの問題についての答えがある。
また、年を取れば違う答えを見つけるんだろうけども、今の私には、それで十分な答えである。


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恥ずかしいけど、今の私には一番の真実であるのは確か。


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