スイス日記
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2004年10月01日(金) |
ジュネーブの住宅事情 |
ここ、ジュネーブでは、ほんとに、アパートですら見つけるのが大変なんです。 私はもうすぐアパートを出て行くので、次に入る人をこっちでは自分で探さないといけないのですが、ネットにアップしたり、新聞にだしたりして、50人も60人も見学に来られてはたまらないので、職場の中だけに張り紙をしてみたのですが、すでに3組の人が見に来たいとのこと。実は、職場の中だけだったら一人も来ないかなーと思ってたのですが。なんと、3組のうち2組はしかも職場外の人。友達からこの張り紙のことを聞いたんだけどってメールに書いてありました。みんなほんとに困ってるんですよ。
そうそう、私が相方さんと出会ったのもこの住宅難のせい(おかげ?)なんですよ。 職場の食堂で、青い顔をして悲壮感を漂わした日本人ぽい人がいたんですね。日本人かどうかもしらなかったんですが、あまりにも追いつめられてそうなので、おばちゃんお節介根性がめきめきでてしまって、
日本人ですよね?どうしたんですか、そんな追いつめられたような顔をして? と聞いてしまったんです。
もう、その話は悲惨悲惨。 ここに来て、すでに3か月になるのに、全然住むところが見つからないこと。短期のレジデンスを点々としてるけど、それもあと2週間ででないといけないこと。不動産屋さんに行っても、ないない、あんたの住むアパートなんかないの一点張りで全然相手にされないこと。秘書さんに紹介してもらったところも落とされたことなどなど(やっぱり、スイス人、フランス語を話せる人が優先なので、倍率が20、30倍あると日本人は絶対に借りられないんですよ。)。
で、どうやって、アパートを探したんですか?と逆に聞かれてしまいました。
日本人、ネットワーク使ってる?と私。 同じ職場に大体10人ぐらい日本人がいるんですよ。私は何でもおねえさま方に全部相談。
そしたら、相方さん、誰々さんにも誰々さんにも誰々さんにも相談したんですけど・・・・ だって。
ダメだよー、それじゃあ。と私。
男の人って、誰々が昇進しただの、誰々は今度アメリカでどこどこに就職しただのそういう噂はすっごい知ってるくせに、 アパートが見つからないって困っている人に対して、 あ、誰々が今度移るからそこが空くはずだとか、そういう情報は一切教えてあげないんですよ。(多分、わざとではなくて、結びつかないだけのようですけど。) しかも、大体彼等は奥さん連れ。面倒くさいことは全部奥さんがやってくれるので、アパートをどうやって見つけるかとかそういうノウハウも持ってないんですね。
で、すぐに相方さんをおねえさま方のところへ。 めでたく、2週間以内にアパートゲット。となったわけです。
あ、住宅事情のこと書いてたのに、いつの間にか殿方の悪口に。わたしったら。いけませんわ〜。 でも、私もこっちにくる前に手続きのこととかいろいろわからなくて、最初男の人にずっとメールで相談に乗ってもらってたんだけど、あまりにも的を得ないので、女の人を紹介してもらったっていう経験があったんですよ。
すっごい大事な手続きとか、そんな昔のこと覚えてないとかいいやがるわけですわ。 覚えてないんじゃなくて、あんたが自分でやってないからじゃん! と、いうのに、こっちに来て、すぐに気付きました。(だって、奥さんに聞いたら、全部知ってるんだもん。)
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