ちゃと日記
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次の日の帰り、また同じ場所で泣いているのに気付きました。 昨日よりも泣き声が弱々しくなってる気がしましたし、 その上その日は雨が降っていました。 今日こそはなんとかしようと心に決めました。
しかし、体を触ったりするところまではいくですが、 やはりなかなか捕まりません。 1時間くらいたった時でしょうか、 追い込んだ生け垣から1歩引いて様子をみることにしました。 するといなくなったと思ったのか突然、私の目の前に飛び出してきました。 お互いにびっくりして一瞬見詰め合ってしまいましたが、 我に返るのが私のほうが一瞬速く、ついに捕まえることができました。 私の手の中で小さく震えながら「みぁう、みぁう」一生懸命鳴いてました。
鳴きつづける子猫をなんとか部屋まで連れ帰り、 急いでタオルで体を拭いてやりました。 体が乾いて暖まってくると、 与えた半生のキャットフードを「んにゃんにゃ」言いながら食べてくれたので、 初めてホッとしました。 やっと落ち着いて、知らないところに連れてこられたことに気付いたのか、 ベットの下に入り込んでしまいました。
そのうち慣れるだろうと思ってそのままにしておいたのですが、 寝ようと思って電気を消したらまた「なぁうなぁう」泣き始めました。 母猫を一生懸命呼んでるって感じでした。 抱いてやったりしてもいっこうに泣き止む気配がありません。 その時住んでたマンションはもちろんペット禁止の所で隣の部屋に泣き声が響かないか心配でしたし、 それ以上に辛そうな泣き声にどうしていいか困りました。 とりあえず、外の空気を吸ったら落ち着くかもしれないと思い、 首輪を付けて外の公園に連れて出てみることにしました。 しかし、どうしても泣き止んでくれません。 泣き声を聞きつけて近所の白猫がベランダから「じー」と、こっちを見ていました。 その猫に助けを求めたくなりましたが、どうしようもなくそのまま連れ帰りました。 結局、一睡もしないまま夜明けを迎えました。 さすがに泣き疲れたのかやっと寝てくれました。 予想以上に大変な夜でした。
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