泡沫の記
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2005年06月16日(木) アン・バンクロフト 逝く

少し前の話題になるけれど、
気にしていたことなので書いておく。

私が子供の頃に初めて夢中になった音楽というのが
S&Gの「ミセス・ロビンソン」だった。
それが映画「卒業」の中の一曲だと知り、後に映画も見た。
小学生が見るには、あまり相応しいないようとは言えないけれど。
「卒業」自体は1967年の作品なので、
当時私が見ているわけがない。
かと言って、ビデオもなかったから一体いつ見たのか
あまり記憶にはない。多分テレビだろうけど。

ミセス・ロビンソン役を演じた時にはまだ30代だった彼女だけれど
享年73歳だそうで、私の父と同い年だったと思うと
不思議な気がする。

アカデミー賞を受賞した「奇跡の人」は見ていないけれど
確か70年後半に作られたマーゴ・ヘミングウェイ
(あの文豪の孫で、有名なモデル)主演の
「リップスティック」という映画ではレ○プされた主人公の
弁護士役で出ていたと記憶している。
これもまた、音楽がポルナレフだったから見ただけで
こんな映画は本来私は絶対にみないのだけれど。

とにかく、その2本だけで充分に私にはインパクトのある女優
だったけれど、もう鬼籍の人か・・。

「ミセス・ロビンソン」は、かなり年上の大人の女が大学生の
主人公を誘惑するわけで、すごくアダルトな雰囲気だったけど
私とうんと年下のJとの関係も(アダルトさに欠けるけど)
多少似ていなくもないな、などと今頃になって思う。
Jからは連絡がないし、私も今後連絡をとるつもりはない。
私達の関係はとっくに終わったこと。
多分「卒業」のような映画を見ても、
いまの若者には何も伝わらないような気がする。
それが世代の差というものだろうが。

ミセス・ロビンソンの死を悼む。


波ちどり |MAIL

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