泡沫の記
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2005年06月13日(月) 5年半もの歳月を経て、思う

6年前の12月から始まった歯の矯正、
長いときを経て、今日ようやく最後のブリッジが
外された。

矯正のためのブリッジは約3年半、
上を2本、下を2本計4本抜歯!しての矯正だった。
途中、ヘッドギアもつけている期間もあった。
(上の歯並びを広げるための装置)
めん類は全て歯とブリッジの間に挟まってしまうので
外出先ではほとんど食べられなかったし、
食べ物がいろいろと挟まるので食後の歯磨きは必須だった。
装置が染まってしまうので、通院日直前でないと
カレーが食べられなかった。

3年といわれていたが、実際には3年半以上かかり、
限界を越えて我慢、ブリッジが外されたときは
嬉しかったなぁ。

でも、そのあとせっかく矯正された歯が動かないように、
今度は、裏側を留められた。
そちらはラクだと言われていたが、甘かった。
特に上の歯の固定に関しては、舌先がいつも当たって
ブリッジと同じくらいの違和感、不快感がとれず
1年半も我慢することになった。
それがとれて1年、やっと今日、下の歯の裏の留め具も外された。

本当にいろいろな記憶がよみがえる。
5年半もかかったと思うと、感慨もひとしお。
もともと、歯を守るため(将来、入れ歯も差し歯も出来るだけ
避けたいから)、
そして健康のために噛み合わせを正しくするため始めた矯正だった。
思い起こせばこの5年半に、 私の人生も激変したと思う。

こんなに長くかかると知っていたら、多分やらなかった。
でも今はもう過ぎてしまった時間。
途中がどんなに辛かったとしても、いまはもう過去のこと。
歯並びはキレイに揃った。
少なくともやらないよりは、歯は長持ちしてくれると思う。
短時間では無理なことは沢山ある。
こつこつ、という継続がいかに大切かをしみじみ思う。

何かをしたいと思ったら、その時に思い切らないと何も始まらない。
時には、そういう思い切って飛び込む勇気が必要かもしれない。
「いつか」を待っていたら、きっと死ぬまでその「いつか」の日はやってこない。

1年は長く、人生は短い。
やりたいことは、悔いの無いようにやっておきたい。
身体が動くうちに。未来より若いうちに。


波ちどり |MAIL

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