泡沫の記
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諸事情により、どうしてもあることでお金が必要になり プラチナと金の1オンス金貨を、質に入れる。 どうにか10万円借りることができた。 金利は月に6分、ひと月6000円だ。 返す当てのあるお金だし、あの2枚はいま10万では買えない。 多分プラチナ1枚で10万ぐらいにはなる。
近所のよく通っていた小さな郵便局の局員で、数年前に新人として入ってきて、最初の頃は、一生懸命さは伝わるんだけど、もたついて可哀相なぐらいだった男の子(子は失礼かも)が、今日私が郵便局に行ったら「実は僕、明日から県庁支局に転勤になるんです。お世話になりました」と小声で挨拶してくれた。最近ではすっかり成長してテキパキ仕事をする姿を微笑ましく見ていたのに、ついに別れの時期がきた。転勤は付き物だが、ちょっと寂しい。 ふと思いたって、丸善で扱っているネクタイから1本選んで餞別として彼にプレゼントした。(決して高い物ではないけれど) 思いがけない様子で恐縮していた彼だったが、これからも頑張って欲しいというエールを込めたつもり。
職安で仕事を検索するが、あまり収穫なし。今日発行の仕事情報誌も似たようなものだった。
帰りに農協系列の某スーパーで買い物をしていたら、ちょっとアタマのイカれたようなババアが、「どいてよ!」と絶叫に近い大声で私に向かってシャウトした。べつに私が邪魔になって通れないところではなかったと思うのだが、ババアの突然の剣幕に、ひるんでしまった、不覚。店中に響きわたる声なので、他のお客や従業員までこちらを見ている。 悔しくてたまらない。少し時間が経ったあと、抗議しようかとも思ったが、何せちょっと頭が変な人みたいだったので、理屈が通るとも思えない。もめて、これ以上エネルギーを消費するのもバカらしいと思い、呪いをかけて無視することにした。
家に帰ると、夏に買った浄水器のキャンペーンで応募したハガキが当選して、「東レ」から5000円の定額小為替が送られてきた。 確か3000円ぐらいのものを買ったので、5000円はありがたい。 懸賞での私の感は、そこそこ当たる。最近ではネット応募のものもあり、古くから懸賞マニア?だった私としてはつまらない。 10年前に当たった「ハワイ旅行」以来、大きいものは当たっていない。 ここらで宝くじでも当たって欲しい。(でもずっと前に100万と10万当てたから、もう運も尽きたのかも)
お金がないって辛い。 来月の支払いのことを考えると、気がおかしくなりそうである。
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