オレンジの映画日記
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2005年03月03日(木) 【おばあちゃんの家】2003年/韓国


監督:イ・ジョンヒャン
出演:キム・ウルブン         おばあちゃん
   ユ・スンホ           サンウ
   ミン・ギョンフン        チョリ
   イム・ウンギョン        ヘヨン
   トン・ヒョフィ         お母さん

う〜ん、子供の頃って確かにこの映画のサンウみたいに素直に「ご
めんなさい」が言えなかったかもしんないなぁ。

ソウル育ちのサンウは母親が新しい仕事を見つけるまでの間、田舎
で一人暮らしをしているおばあちゃんの家に預けられることに。田
舎の退屈な暮らしに我慢できないサンウは耳の聴こえないおばあち
ゃんをバカにし、反抗的な態度でおばあちゃんを困らせる。しかし
おばあちゃんはそんなソンウを怒ることなく、彼の事を喜ばせよう
と懸命だった。

ほのぼの〜っとした映画だった。サンウを演じた子役の子も上手か
ったけど、素人とは思えないほど存在感があったおばあちゃんに、
まずは拍手を贈りましょ〜!!

それにしても都会で育ったってだけで、こんだけムカつくガキンチ
ョになるもんかね?冒頭、サンウを連れて歩くお母さんの態度を見
てると、まぁ、こんな子供になっちゃのはしょうがないのかな?だ
って、このお母さんちっともサンウの事を見てないんだもん。

そんなサンウはいちいち面倒を見ようとするおばあちゃんの事が煩
わしくてしょうがない。でも、小さい頃から一緒に暮らしてなくて、
久しぶりに会うおばあちゃんやおじいちゃんに感じる、なんとなく、
接しづらいっていうか、どう接していいのか分からないサンウの気
持って分からなくもないよなぁ。

そんなサンウの気持ちを知ってか知らずか、おばあちゃんは我侭ば
かりのこの孫をなんとか喜ばせようとすんだけど、やってることは
どうにもトンチンカン。とほほな感じ。余計にふて腐れるサンウに
申し訳なさそうに胸の前で手を回すおばあちゃんの仕草に、自分が
親にしてしまうそっけない態度を思い出して、ちょっと胸がチクリ
としちゃいました。

ラストは感動せずにはいられなかった。読み書きが出来ないおばあ
ちゃんにサンウが残したもの。おばあちゃんとの別れ際にとったサ
ンウの行動。


↑良かったら押してやってください。
★は10点満点でオレンジの満足度です。

My追加この映画、メイキングも結構泣けるんだよね〜!DVD 見てちょ。



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