オレンジの映画日記
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2004年11月11日(木) 【ライフ・イズ・ビューティフル】1999年/イタリア


監督:ロベルト・ベニーニ
出演:ロベルト・ベニーニ       グイド
   ニコレッタ・ブラスキ      ドーラ
   ジョルジオ・カンタリー     ジョズエ

いい映画だった!この映画はヒューマンドラマというジャンルより
も、むしろファンタジーじゃないかな。

イタリア・トスカーナにある小さな町に、本屋を開くためにやって
きたユダヤ系イタリア人のグイドは小学校教師のドーラと運命的な
出会いをして、たちまち恋に落ちた。グイドは持ち前のユーモアと
機転で幾度となく、ドーラの前に現れ、その度に彼女を楽しませた
。グイドが本屋を開く申請をするときに、いぢわるくつっぱねた町
の役人と婚約していたドーラだったが、このユーモアと愛に満ちた
グイドと一緒になり、可愛い息子ジョズエにも恵まれるのだが、や
がて戦争の波がこの幸せな家族の下にも訪れる。。。

もう1回言っとくけど、本当にいい映画だった。ストーリー的に全
編通して、お涙頂戴映画なのかなって、ちょっと敬遠してたんだけ
ど、大間違い。前半はこのおっさんの根拠の無い自信はどこから湧
いてくんの?早口トークもちょっとウザイ感じ。。。んー?やっぱ
失敗かこりは。と思いつつ見てたら、ジョズエが生まれて、強制収
容所に連れて行かれてからの展開への重要な伏線だったんだよね。

そんでもって、収容所へ連れていかれるところから、グイドは息子
ジョズエを怯えさせないために、悲しい嘘を付くことなるんだけど、
俺はちょっと笑っちゃったなぁ。だって、ドイツ兵が収容所の規則
をがなりたててんのに、横でグイドが楽しいゲームの説明してんだ
もん。それに、検診で偶然再開したドクターも重要な話があるって
新しいナゾナゾの話かよ!って、そりゃねーゼ。セニョ〜ル!!

そんな中でも女性棟にいるドーラを励ますこともグイドは忘れてい
なかった。放送室に忍び込んで、声をかけたり、給仕の仕事中に昔
見たオペラの音楽を流したり、本当に家族を大切にするお父さんの
鏡だね。

最初にこの映画がファンタジーだって言ったのは、グイドがついた
魔法のような嘘でジョズエとドーラは辛い収容所の生活を生き延び
ることができたこと、1000点集めたジョズエが本物の戦車に乗れた
こと、最後に母子が出会う奇跡を起こしたこと、グイドのついた嘘
は悲しかったけど、大切な家族を救ったことに俺も最後に救われた
気がしたなぁ。

でも・・・


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