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2004年10月13日(水) |
【女はみんな生きている】2003年/フランス |
監督:コリーヌ・セロー 出演:カトリーヌ・フロ エレーヌ ヴァンサン・ランドン ポール ラシダ・ブラクニ ノエミ
んー、男ってダメダメって感じの映画。耳が痛いつーか、この場合 目が痛いって言えば良いのか?
平凡な主婦をしていたエレーヌはある晩、血まみれで助けを求める 女性をそのまま置き去りにしてしまったことを悔やんでいた。いつ も慌しく仕事にしか興味が無い夫に、ガールフレンドと同居し家族 のことに無関心な大学生の息子。そんな家族に愛想が尽きたエレー ヌは重症を負ったその女性ノエミを探し出し、必死に看病するのだ ったが、ノエミに怪我を負わした犯罪組織が彼女を付狙っていた…
原題は”CHAOS = 混沌 ”みたいだけど、邦題の方があっている気 がする。作品中の男はみんな女を家政婦だったり、商売道具か何か としか見てなくて、男の目から見てもそりゃないだろって思ってし まう奴らばっかり。エレーヌじゃなくたって家を出てくさ。それに しても家を出てからのエレーヌの生き生きとした変わりっぷりには 笑ったなぁ。組織の人間を後ろから付いて行って木材でぶっ叩いた たり、連れ去られそうになったノエミを奪還したり、ハッスル!ハ ッスル! 4人がベンチに座って海を眺めているシーン。それぞれの 晴れ晴れとした表情、特にラストのおばあちゃんの笑顔が最高!!
この映画の逆バージョンでいつも家族からなんとなく疎外されちゃ ってるお父さん達が奮闘するような【男だってみんないきている】 みたいな映画誰か作ってくんないかね(^^) まぁ、どっちが強いと かじゃなくて、同じ人間なんだから、お互いを尊敬しあうことを忘 れちゃいけないんだと思うけどな。
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