オレンジの映画日記
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2004年09月01日(水) 【北京ヴァイオリン】2003年公開/中国


監督:チェン・カイコー
出演:タン・ユン           チュン
   リウ・ペイチー         リウ
   ワン・チーウェン        チアン先生
   チェン・ホン          リリ
   チェン・カイコー        ユイ教授

【始皇帝暗殺】の監督チェン・カイコー作品。この映画、映画館に
見に行きたいと思ってて、結局見に行けなかったんだよなぁ。最近
多いなこういうこと。今日は映画の日だし、なんか見に行っちゃお
っと。

舞台は北京の下町。息子チュンのヴァイオリンの才能を信じ、コン
クールに出場するため、上京してきたリウ親子。その結果は惜しく
も5位に終わったが、その腕は本物だった。コンクールの審査をし
ていた音楽教師チアン先生の下で指導を受けることになったチュン
は次第にその才能を開花させていくのだったが。。。

前半は結構なんだかなぁこの映画…という感じで見ていました。正
直、掴みの部分でしくってる気がする。期待しすぎたかなっと思い
ながら、やや流し気味で見てたんだけど、う〜ん、息子のためとは
いっても、この父親のやり方がどうもいやらしくて好きになれない
し、息子のチュンもなんとなくヴァイオリンやってます的な感じが
… でも、チアン先生の最後の授業のシーンが「なんか、いいかも
しんない」とちょっと惹きつけられてきて、先生が変わってからの
親子の微妙な距離みたいなのもなんか切なくて、ラストはこれなら
頷ける内容だったかも。

なんとなくヴァイオリンやってて、あの演奏は出来ないだろけど、
どうも全編通して、チュンのヴァイオリンに賭ける想いが伝わって
こなかったんだよね。ヴァイオリンを通して少年の成長を描きたか
ったのか、親子の絆を描きたかったのか、どっちつかずになっちゃ
った感じでした。

映像や色使い、音楽の取り入れ方は結構好きでした。中国の映画は
背景やセットの色にとても気を使っているところが好きだな。





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