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2004年07月21日(水) |
【ギルバート・グレイプ】1994年/アメリカ |
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ジョニー・デップ ギルバート レオナルド・ディカプリオ アーニー ジュリエット・ルイス ベッキー
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のL・ハルストレム監督による 青春映画。
アイオワ州エンドーラ。生まれてから24年、この退屈な町を出たこ とがない青年ギルバートは、いろんな悩みを抱えながら毎日をただ 生きるだけで精一杯でした。しかし、トレーラー・ハウスで祖母と 旅を続ける少女ベッキーとの出会いがギルバートの疲れた心に少し ずつ変化を起こしていく……
家族と自分の人生との間で悩む青年をジョニー・デップが優しく演 じています。知能障害を持つ弟をどうしようもなくなってなぐって しまうシーンには心が痛んだけど、ラストはさわやかな気持ちにな りました。ディカプリオの演技が素晴らしい。
あと、この映画には好きなセリフがいっぱいあります。ベッキーが ギルバートと二人で夕日を眺めているシーンで、「大きいなんて言 葉、空には小さすぎるわ」。自由奔放に生きているベッキーらしい 言葉や、アーニーにギルバートが言った「誰かに悪さをされたとき 、おまえは俺に話して俺が全て引き受ける。どうして俺がそうする か知ってるか?」と問い掛けるシーン。それに対してアーニーは、 小さな声で「ギルバート。だってギルバートだから」って言葉。こ のセリフがギルバートの優しさや温かさ、強さと言った物全てを表 しているような気がしました。 この映画はとてもいい映画です。
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