プープーの罠
2009年05月11日(月)

パズルのピース

新しい職場であっという間に一ヶ月が経った。
今回は制作会社ではなく、メーカーの内部デザイナーなのだけれど
仕事内容は思った以上にバラエティにとんで楽しい。
職場の人も居心地がよく、
『うまくやっていけそう』というより
『ウマが合う』、そう感じられることはそうそうない。
非常にしっくりくる。


旅先での非日常の中で受けたオファーと
"けっこう選考が厳しくてなかなか採用にならない"と聞いていたため
まさか働くことになるとも思ってなかったので
交渉しそびれた出勤時間は
9時、
私には前代未聞の早朝出勤となったが、
9時5時勤務というOLのような生活も
慣れてしまえば早寝早起きの健康サイクルだ。


とはいえ定時が7時間、通常より1時間短い
というのは時給労働者には収入面で大きく響く。
加えて残業がほとんどないというのも。

次の契約更新時にいつもの通り
時給アップを吹っ掛けるつもりではあったが、
ちょうどゴールデンウィークも経験したところで
月給に切り替えてもらった方が有利そう
なのでそれを視野に無茶を言おう

と思っていたところ、
向かいに座っている主任が
もともと派遣で入って1年で社員登用された
と耳にした。

紹介予定派遣でもないのに
契約社員ではなくいきなり
正社員登用をすること、
そして派遣からでも2,3年で役職に上がれることに驚く。


正社員はもちろん月給制だ。
制作会社では年棒制や裁量労働制の名のもと、
ボーナスと見込み残業代も込みで
金額が固定されていたりする
が、今の職場は残業代も別途ある。

隣の人も主任だが彼女は中途採用、
20代半ばで専門学校卒だ。
学歴や年齢もあまり問わないようだ。

くわえてボーナスが高い。らしい。

ここ数年いろいろ渡り歩いた中で
初めて正社員になるメリットを感じた。

そっちに話が向く
ように仕掛けていこう
と、考え始める。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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